『最先端研究で導きだされた「考え過ぎない」人の考え方』を読みました。
転職や留学をするべきか、結婚・離婚などの人生の決断、引っ越しや大きな買い物をするかなどの人生において影響が大きい決めごともあれば、どちらの洋服を買おうか、プレゼントはどちらにしようか、週末のドライブはどこに行こうかなど、日々決断が必要なことがあります。
後者は難しくない判断ですが、他人が絡むと意外と悩むのに時間をかけてしまい、なかなか決められないことが多いのではないでしょうか。
このように、「考えて、決める」ことは、誰でも少なからず悩むこと。
私自身はものごとを決めるために企画検討を行う仕事をしています。世の中から関連する情報を集めたり、クライアントの会社の情報を集めて、外部・内部環境を分析して、サービスの比較検討を行って、今後どんな投資を行っていくかを考える仕事です。
この仕事をして20年近くになりますが、一昔前と比較して圧倒的に情報量や情報が古くなるスピードが早くなっています。
その結果、ものごとを決めるための手法を見直さないとついていけないと思い、本書を手に取りました。
『最先端研究で導きだされた「考え過ぎない」人の考え方』の概要
こんなに人に!『最先端研究で導きだされた「考え過ぎない」人の考え方』を読むべき人
仕事をするときにこんなことを、当たり前のこととして言われていないでしょうか?
- 少しでも不安を感じたら対策を考えておけ
- 全てのリスクを想定して対策をしろ
- 不安に感じたことは必ず起きる
- 判断するために少しでも沢山の情報を集めろ
- 全ての情報を総合してロジカルに決断を下せ
- しっかり比較検討して決めろ
- 絶対損しない選択をしろ
- 比較は細かく行え
そしてこれら全てに対応できる人が有能な人と評価する風潮があるのでは?
こういったことを行うために、時間をかけて悩んでいるけれど、なかなか進まず疲れているのでは?
新たな発見がある!『最先端研究で導きだされた「考え過ぎない」人の考え方』
本書に登場する言葉です。
- どう転んだって、結局はどうにかできてしまうのが人間
- 過剰な比較をなくす一番の方法は、「そもそもの情報量を減らす」
- 「時間さえあればいい選択はできる」とは限らない
書ききれませんが他にも多数、示唆に富んだ記述があります。
仕事をする上で当たり前だと思っていることに対して、イマドキはむしろ逆である、自分のやり方はアップデートされていない、ということなのだろうと思いました。
仕事に疲れてしまっている人に、ぜひ読んでもらいたい一冊でした。
ここまでお読みくださり、どうもありがとうございました。