Higgsfield AI(ヒッグスフィールド)とは?料金・使えるモデル・安全性を解説【2026年9月】

Higgsfield AIの料金・モデル・安全性(2026年9月版)。Seedance 2.5・Kling 3.0・Veo 3.1を1契約で、Starter $19から

✅ 先に結論(2026年9月時点のHiggsfield)

  • 複数社の動画・画像モデルを1つの契約で使えるサービスです。動画の初期設定はSeedance 2.5で、Kling 3.0、Veo 3.1、Gemini Omni Flash 1.1、MiniMax H3なども選べます。
  • 料金(米ドル、税別): Starter $19(約2,983円)/Plus 月払い$59・年払いなら月$47/Ultra 月払い$129・年払いなら月$99から。無料プランには毎月のクレジットがなく、生成物に透かしが入ります。
  • Sora 2: 選択画面には2026年9月25日時点でも残っていますが、OpenAIがAPIを9月24日に終了したため、使える前提では考えないほうが安全です。
  • 権利: 利用規約4.4で、生成物の所有権を主張せず、商用利用も制限しないとしています。一方で、入力と生成物は、法人向け契約を除いてHiggsfieldのAIモデルの学習に使われます。
  • 会社: 2026年8月に4億ドルを調達し、評価額は54億ドルになりました。

Higgsfield AI(ヒッグスフィールド)は、ByteDance・Kuaishou・Googleなど複数社の生成モデルを1つのサブスクで使えるAI動画・画像のプラットフォームです。モデルを束ねるだけでなく、カメラワークのプリセット、独自の画像モデル「Soul」、商品ページから広告動画を作る機能などを上乗せしています。

この記事では、Higgsfieldの会社概要、使えるモデル、料金とクレジット、安全性(権利・学習利用・透かし)、使い方、解約までを、公式の料金データ・利用規約・ヘルプをもとに整理します。

2026年9月25日に全面的に更新しました。料金・使えるモデル・規約の内容は、公式サイトの料金データ、モデルの選択画面、利用規約・ヘルプ(2026年9月25日時点)に基づきます。詳しくは末尾の更新履歴をご覧ください。


1. Higgsfield AIとは

開発元と会社の規模

Higgsfieldは米サンフランシスコの Higgsfield, Inc. が運営しています。共同創業者でCEOのアレックス・マシュラボフ(Alex Mashrabov)氏は、Snapで生成AIの責任者を務めた人物で、同氏が創業したAI Factoryは2020年にSnapが1億6,600万ドルで買収しました。

2026年1月には評価額13億ドルで資金を調達しました(TechCrunch)。さらに2026年8月17日には、DST Globalが主導するシリーズBで4億ドルを調達し、評価額は54億ドルになったと発表しています。同じ発表では、年換算の売上が7億ドル、ユーザー数が3,000万人を超えたとしています。

使えるモデル(2026年9月25日時点の選択画面)

Higgsfieldの動画生成画面。モデル選択にSeedance 2.5(1080p・4〜30秒)、Seedance 2.0、MiniMax H3、Gemini Omni Flash 1.1などが並ぶ
Higgsfieldの動画生成画面のモデル選択(2026年9月25日時点。画像:higgsfield.ai より)

動画生成の画面で選べるモデルを、モデルの提供元ごとに整理すると次のとおりです(ログインせずに確認した選択画面による)。

提供元主なモデル
ByteDance(解説)Seedance 2.5(初期設定、1080p・4〜30秒)、2.5 Draft、2.5 Edit、Seedance 2.0(4K・4〜15秒)、2.0 Fast、2.0 Mini
Kuaishou(解説)Kling 3.0(4K・3〜15秒)、3.0 Turbo、3.0 Omni、Motion Control
Google(解説)Gemini Omni Flash 1.1(3〜10秒)、Veo 3.1、Veo 3.1 Fast、Veo 3.1 Lite
MiniMaxMiniMax H3、H3 Max、Hailuo 2.3
AlibabaWan 3.0、Wan 3.0 Prime
Higgsfield独自の動画モデル(Higgsfield Lite・Standard・Turbo)、Higgsfield Genjutsu
そのほかGrok Imagine 1.5(xAI)、FLUX.3 Video

画像生成では、独自のSoul 2.0のほか、Nano Banana Pro、GPT Image 2、Seedream 5.0などが選べます。

Sora 2について: 選択画面には「OpenAI Sora 2」が9月25日時点でも表示されています。ただし、OpenAIはSora 2のAPIを2026年9月24日に終了しました。Higgsfieldが実際に生成できるかは確認できていないため、この記事ではSora 2を使えるモデルとして扱っていません。規約1.7も、特定のモデルが提供され続けることを前提にしないよう求めています。

カメラのプリセットと演出

動画生成の画面には「250+ presets for camera control, framing, and high-quality VFX」(カメラ操作・構図・VFXのプリセットが250以上)とあります。ズームやパンなどのカメラワークや映画のようなエフェクトを、プリセットから選んで付けられます。

Soul/Soul ID(独自の画像モデル)

SoulはHiggsfield独自の画像モデルです。現在選べるSoul 2.0は、選択画面で「ultra-realistic fashion visuals」(非常に写実的なファッションのビジュアル)と説明されています。Soul IDは、1人の人物の写真を20枚以上(最大80枚)学習させ、同じ人物を別のポーズや照明で生成し続ける機能で、ヘルプによると学習は数分で終わります。使えるのは、自分の写真か、本人の許可を得た写真だけです。

商品動画の機能(Marketing Studio・UGC Builder)

Marketing Studioは、商品ページのURLを入れると、商品名・説明・画像を読み取って商品の宣伝動画を作る機能です。UGC Builderは、利用者が撮影したような雰囲気の広告動画を作る機能で、料金表ではPlus以上のプランに含まれています。


2. 用途別のモデルの選び方

やりたいこと候補のモデル理由
長めのシーンを1回で作るSeedance 2.51回で最大30秒。Higgsfieldの初期設定
短いクリップを安く作るKling 3.0料金表の目安では720p・5秒で約7クレジットと、消費が少ない部類(音声や解像度の設定で増える)
Googleのモデルで作るGemini Omni Flash 1.1、Veo 3.1GeminiアプリでVeo 3.1の後継になったOmniも選べる
静止画・人物の一貫性Soul 2.0、Soul ID自然な写真風の画像。Soul IDで同じ人物を生成し続けられる
商品の宣伝動画Marketing Studio商品ページのURLから動画を作れる

旧版では「Seedanceはコスパが良い」と書いていましたが、Higgsfieldの料金表では、Seedance 2.0(720p・5秒)は約22クレジットで、Kling 3.0(同条件で約7クレジット。音声などの設定で増える)より消費が多くなっています。Seedance 2.0を安く使いたい場合は、2.0 Fast(約12クレジット)が候補です。


3. 料金プラン・クレジット【日本円換算】

料金は米ドル建て(税別)で、日本から契約しても米ドルで請求され、税は決済時に加算されます。支払いにはJCBを含むクレジットカードやApple Payが使えます。円は1ドル=157円で換算した目安です。

プラン月払い年払い(月あたり)毎月のクレジット主な内容
無料$0$00(料金ページでは「Limited daily credits」)一部のモデルのみ。生成物に透かし
Starter$19(約2,983円)$19270Seedance 2.0 Fast・2.0 Miniなど一部のモデル
Plus$59(約9,263円)$47(約7,379円)1,200すべてのモデルと機能
Ultra$129(約20,253円)〜$99(約15,543円)〜3,000(6,000・9,000の上位枠あり)すべてのモデルと機能、同時生成の枠が多い
Team(法人)$79(約12,403円)$65(約10,205円)—チーム向け

※2026年9月25日時点の公式の料金データによる。キャンペーン価格は含めていません。Teamの料金とクレジットが1席あたりかどうかは、公式の表示からは確認できませんでした。

クレジットの注意点

  • 1本あたりの消費量は、モデル・解像度・長さで大きく変わります。消費量は、生成ボタンに確定前に表示されます。
  • 毎月のクレジットは翌月に繰り越せず、請求期間の終わりに失効します(規約9.4)。年払いのプランも30日ごとにリセットされます。
  • 追加購入したクレジットの有効期限は90日です(規約9.6)。
  • 生成に失敗した場合は、通常は自動で返還されるとヘルプに書かれています。
  • 無料のお試し期間はありません。返金は、購入から7日以内でクレジットを使っていない場合に限られます(規約9.3)。

4. 安全性・権利・注意点

商用利用と生成物の権利

利用規約4.4には「Company does not claim ownership of any of your Inputs or Outputs, nor does it restrict your commercial use of Outputs.」(入力と生成物の所有権を主張せず、生成物の商用利用も制限しない)とあります。ヘルプも、商用利用の権利は特定のプランに結び付いていないと説明しています。

ただし、料金表のプラン比較では、無料プランの「Commercial use」は対象外になっています。無料プランの生成物には必ず透かしが入るため、仕事で使うなら有料プランが前提と考えるのが確実です。また規約は、生成物がほかの利用者のものと似る、または同じになる可能性があるとしています。第三者の権利の侵害に対する補償は、法人向けのEnterpriseプランだけです。

入力と生成物は学習に使われる

規約4.4では、利用者のコンテンツ・入力・生成物が、HiggsfieldとそのグループのAIモデルの学習や改善に使われうるとしています(Enterprise契約の法人を除く)。学習への利用を止める設定はなく、止めるにはコンテンツやアカウントを削除する必要があります。すでに学習に使われた分は取り除けません。機密性の高い素材はアップロードしないのが安全です。

透かしと来歴情報

ヘルプには「On a free account, every generation carries a Higgsfield watermark.」(無料アカウントでは、すべての生成物に透かしが入る)とあります。有料プランでは見える透かしは入りませんが、AI生成であることを示す機械で読める情報(C2PAなど)が埋め込まれる場合があります。

肖像・ディープフェイク

規約は、他人の名前・顔・声を使うには本人の同意などの権利が必要だとしています(4.2(b)・5.3)。同意のない性的な画像の生成は禁止されています(6.5)。Soul IDで他人の顔を無断で学習させることもできません。

報じられた問題

Forbes(2026年2月。豪州版にも転載)は、Higgsfieldがクリエイター向けに送った宣伝素材に人種差別的な動画や有名人のディープフェイクが含まれていたこと、「Unlimited」プランで速度制限があったこと、Xのアカウントが凍結されたことなどを報じました。Forbesの取材を受けたあと、CEOのマシュラボフ氏はXに投稿し、社内の手順と対外的な情報発信が追いついておらず、誤りがあったと認めました。規約10.6も、Unlimitedのプランには公正利用の上限や速度制限がありうるとしています。


5. 使い方・操作手順

1アカウントを作る:公式サイト(higgsfield.ai)で登録します。画面は日本語にも切り替えられます。18歳以上が対象です。
2モデルを選ぶ:動画の画面で「Model」をクリックし、用途に合うモデルを選びます(上の選び方の表を参照)。
3入力する:プロンプトを書き、必要なら参照する画像・動画・音声を追加します。商品の動画ならMarketing Studioに商品ページのURLを入れます。
4プリセットと設定を選ぶ:カメラやエフェクトのプリセット、長さ、縦横比、解像度を選びます。
5生成してダウンロード:生成ボタンに表示される消費クレジットを確認してから生成します。

まずは短い長さ・低い解像度で試作し、設定が固まってから本番の解像度で作ると、クレジットの無駄を抑えられます。

アプリについて: 旧版で紹介した「Diffuse」アプリは、2026年9月25日時点でApp StoreとGoogle Playに、Higgsfield, Inc.の公式アプリとしては見つかりませんでした。Higgsfieldに似た名前の非公式アプリもあるため、登録は公式サイトから行うのが確実です。


6. 競合比較・向き不向き

HiggsfieldDeeVid AIKling AI(単体)
モデルSeedance 2.5・Kling 3.0・Veo 3.1・Gemini Omni Flashなどを統合Kling 3.0・Seedance 2.0などを統合Kling 3.0のみ
強み使えるモデルの数、カメラのプリセット、Soul、商品動画の機能料金の手ごろさ公式の料金とクレジット消費が明確
料金の入口Starter $19Lite 年払いなら月$10(月払い$14)Standard $10
向く人演出・広告・複数モデルの使い分けまで1つで済ませたい人まず複数モデルを安く試したい人Klingだけで足りる人
料金と無料枠で比べるAI動画ツール

✅ 結論:用途別のおすすめ早見(2026年9月時点) Googleのサブスクで手軽に音声つき動画 → Gemini Omni(GeminiアプリでVeo 3.1の後継。Google AI Plus 月725円から) 30[…]

複数モデルを1画面で使えるAI動画

DeeVid AIの「どこの国・安全性・料金・解約」を実体験で検証しました(2026年9月22日に料金・対応モデル・解約条件を更新。更新分は公式サイト・利用規約・アプリストアの公開情報に基づきます)。 運営はシンガポール企業。S[…]


7. 解約方法

  • 公式サイトで契約した場合は、アカウントの「Payment Setting」のページから解約するか、登録したメールアドレスから support@higgsfield.ai に連絡します(規約10.3)。
  • 解約しても、支払済みの期間の終わりまでは使えます(規約10.4)。サブスクのクレジットも、その期間の終わりまで有効です。
  • プランは自動で更新されます。キャンペーン価格で契約した場合は、更新時に通常価格に戻ります(規約10.7)。

よくある質問(FAQ)

Q. HiggsfieldとKlingは何が違う?

Klingは快手(Kuaishou)の単体の動画モデルとサービスです。HiggsfieldはKling 3.0を含む複数社のモデルを1つの契約で使えるプラットフォームで、カメラのプリセットやSoul、商品動画の機能を上乗せしています。Klingだけで足りるなら、Kling単体のほうが料金の入口は安くなります。

Q. Sora 2は使えますか?

選択画面には2026年9月25日時点でも表示されていますが、OpenAIがSora 2のAPIを9月24日に終了しました。実際に生成できるかは確認できていないため、使える前提で考えないほうが安全です。

Q. 無料で使えますか?

無料プランでも生成はできますが、毎月のクレジットはありません。料金ページには「Limited daily credits」(1日ごとの限られたクレジット)とあり、ヘルプでは「doesn’t include credits」(クレジットは含まれない)と説明されています。使えるモデルは一部に限られ、生成物には必ず透かしが入ります。無料のお試し期間はありません。

Q. 商用利用はできる?

利用規約4.4は、生成物の所有権を主張せず、商用利用も制限しないとしています。ただし、料金表では無料プランの「Commercial use」が対象外で、無料の生成物には透かしが入るため、仕事で使うなら有料プランが前提です。入力と生成物がモデルの学習に使われる点にも注意が必要です。

Q. 料金は結局いくら?

Starter $19(約2,983円)、Plus 月払い$59(年払いなら月$47)、Ultra 月払い$129(年払いなら月$99)からです(2026年9月25日時点、税別)。


この記事の更新履歴

更新日内容
2026年9月25日全面的に書き直しました。料金を公式の料金データに合わせて改めました(Starter $15→$19・270クレジット、Plus $59/年払い$47・1,200クレジット、Ultra $129/年払い$99から、Team $79)。使えるモデルは、宣伝ではなく実際の選択画面で確かめ、初期設定のSeedance 2.5、Gemini Omni Flash 1.1、MiniMax H3などを加えました。Sora 2は、OpenAIがAPIを9月24日に終了したため、使えるモデルから外しました。カメラのプリセットは「70以上」から公式表記の「250以上」に改めました。旧版で「規約で要確認」としていた点は、規約4.4に基づいて、商用利用は制限されないこと、入力と生成物が学習に使われることを明記しました。無料プランの内容、透かし、返金・クレジットの失効、Forbesが報じた問題を加えています。公式アプリが確認できなかったDiffuseの記述と、アプリ経由の解約手順は削除しました。会社情報は2026年8月のシリーズB(評価額54億ドル)に更新し、為替は1ドル=157円に改めました。
2026年7月2日初版公開。

出典

※ 料金・使えるモデルは2026年9月25日時点の公式サイトの表示によるものです。