
✅ 先に結論(2026年9月時点のGoogleの動画生成)
- GeminiアプリのVeo 3.1は、Gemini Omniに置き換わりました。2026年5月20日(日本時間)のGoogle I/Oで発表されました。Geminiアプリでは10秒の音声つき動画を作れ、会話しながら編集もできます。
- Veo 3.1は、Google Flowと開発者向けAPIで引き続き使えます。1本は4・6・8秒で、APIでは4K・縦型(9:16)にも対応します。
- 料金: Google AI Plus 月725円/Pro 月2,900円/Ultra 月14,500円から(公式の円建て)。Geminiアプリの動画生成には、いずれかの有料プランが必要です。
- 無料で試すなら: Google Flowでは全員に毎日50クレジットが付きます。YouTube Shortsの動画作成機能でも、Gemini Omniを無料で使えます(18歳以上、端末の言語を英語に設定)。
- 透かしと権利: Geminiアプリの動画には、見えない透かし(SynthID)が埋め込まれます。Googleの利用規約は、生成したコンテンツの所有権をGoogleが主張しないとしています。
「テキストを書くだけで、音まで付いた映像ができる」GoogleのAI動画は、2026年に大きく形を変えました。Geminiアプリの動画生成はVeo 3.1からGemini Omniに切り替わり、Veo 3.1は制作ツールのGoogle Flowと開発者向けのAPIに残っています。
この記事では、Gemini OmniとVeo 3.1の違い、どこで何が使えるか、料金とクレジット、無料で試す方法、使い方、日本語対応、透かしと権利を、Googleの公式ページとヘルプをもとに整理します。
2026年9月25日に全面的に更新しました。更新した内容は、Googleの公式ページ・ヘルプ・利用規約(2026年9月25日時点)に基づきます。詳しくは末尾の更新履歴をご覧ください。
1. Gemini OmniとVeo 3.1の関係
Veo(ヴィオ)は、Google DeepMindが開発する動画生成モデルです。映像と音声(セリフ・効果音・環境音)を同時に作れるのが特徴で、Veo 3.1まではGeminiアプリでも使われていました。

2026年5月のGoogle I/Oで、Googleは新しいモデルGemini Omniを発表しました。GoogleのGemini公式ページには「Gemini Omni は、Gemini アプリで Veo に代わって導入されます。」とあります。現在のGeminiアプリのモデルは「Gemini Omni 1.1 Flash」で、同じページでは「以前の Google Gemini Veo 3.1 モデルに代わる、マルチモーダル AI 動画生成および編集モデル」と説明されています。
🎥 Google の新しい動画生成モデル Gemini Omni が本日より 日本を含めた世界各国で展開開始🚀
動画の作成と編集が、これまでにないほど自由で直感的に進化:
・テキスト、画像、動画クリップなど異なるフォーマットの素材を自由に組み合わせて動画を作成可能 https://t.co/hUTYhwtOeo— Google Japan (@googlejapan) 元投稿を見る
※この投稿は発表時点の内容で、当初は有料プランの会員向けでした。現在のGoogle Flowのヘルプには「All users can access Gemini Omni models.」とあります。
どこで何が使えるか

| 使う場所 | 使えるモデル | 1本の長さ | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| Geminiアプリ | Gemini Omni 1.1 Flash | 10秒 | 音声つき、画像5枚と動画1本を参照、会話しながらの編集、アバター |
| Google Flow | Gemini Omni Flash、Veo 3.1(Lite・Fast・Quality) | Omniは4〜10秒、Veo 3.1は4・6・8秒 | 複数のシーンを作って並べる制作ツール。Veo 3.1の動画は延長できる |
| Gemini API(開発者向け) | Veo 3.1(プレビュー版)、Gemini Omni 1.1 Flash | Veo 3.1は4・6・8秒(1080p・4K・延長・参照画像を使うときは8秒。7秒ずつ最大20回延長) | Veo 3.1は720p・1080p・4K、横(16:9)と縦(9:16) |
APIでは、旧モデルのVeo 2、Veo 3、Veo 3 Fastが2026年6月30日で提供を終えました(Gemini APIの廃止予定一覧による)。
Gemini Omniでできること
Geminiアプリのヘルプと公式ページに載っている主な機能は次のとおりです。
- テキストから10秒の動画を作り、音声も同時に生成する
- 写真を動画にする(最大5枚)。動画を1本アップロードして編集を頼むこともできる
- 同じ会話の中で、生成した動画の手直しを続ける(マルチターン編集)
- 自分のアバターを動画に登場させる(プロンプトに「@」とGoogleのユーザー名を入れる)
- テンプレートから作る、アスペクト比を選ぶ
2. 料金とクレジット【日本・公式価格】
Gemini OmniとVeo 3.1は単体では契約できず、Googleの個人向けAIプランに含まれます。Google Flowでは、プランごとに毎月のクレジットが付きます。
| プラン | 月額(公式の円建て) | Google Flowの毎月のクレジット |
|---|---|---|
| 無料 | 0円 | なし(全員に毎日50クレジット) |
| Google AI Plus | 725円 | 200 |
| Google AI Pro | 2,900円 | 1,000 |
| Google AI Ultra | 14,500円/32,000円 | 10,000/25,000 |
毎月のクレジットは翌月に繰り越せません。ヘルプによると、日本ではクレジットの追加購入はできません。
1本あたりのクレジット(Google Flow)
| モデル | 消費クレジット | Proの1,000クレジットで作れる本数の目安 |
|---|---|---|
| Gemini Omni Flash(720p・10秒) | 15 | 約66本 |
| Gemini Omni Flash(720p・8秒) | 12 | 約83本 |
| Veo 3.1 Lite | 10(Ultraは5) | 約100本 |
| Veo 3.1 Fast | 20(Ultraは10) | 約50本 |
| Veo 3.1 Quality | 100 | 約10本 |
Geminiアプリでの動画生成は、Flowのクレジットではなく、プランごとの利用上限(5時間ごとに回復し、週の上限もある)で管理されています。Plusは標準の2倍、Proは4倍、Ultraは5倍または20倍(Pro比)です。何本作れるかは公表されていません。
開発者向けAPIの料金
APIは1秒あたりの従量課金で、無料枠はありません(円は1ドル=157円で換算)。
| モデル | 720p | 1080p | 4K |
|---|---|---|---|
| Veo 3.1 | $0.40(約63円) | $0.40(約63円) | $0.60(約94円) |
| Veo 3.1 Fast | $0.10(約16円) | $0.12(約19円) | $0.30(約47円) |
| Veo 3.1 Lite | $0.05(約8円) | $0.08(約13円) | — |
| Gemini Omni 1.1 Flash | 約$0.10(約16円) | — | — |
※Gemini Omni 1.1 Flashの価格は、公式が示す720pの目安です。
3. 無料で使える?
Geminiアプリの無料版では、動画を作れません。ヘルプには「個人アカウントでこの機能をご利用いただくには、Google AI プランが必要です。」とあります。旧版の「無料のGeminiでもVeo 3.1 Fastを試せる場合がある」は、現在は当てはまりません。
無料で試す経路は2つあります。
- Google Flow: プランに入っていなくても、毎日50クレジットが付きます。ヘルプには「All users can access Gemini Omni models.」とあり、50クレジットならOmniの720p・10秒の動画を3本作れます。ただし、協定世界時(UTC)の14〜17時ごろ(日本時間の23時〜翌2時ごろ)の混雑時間帯は、プランに入っていないと動画を作れない場合があります。1080pへの拡大は有料プランの機能です。
- YouTube Shorts: 動画作成とRemixの機能で、Gemini Omniを無料で使えます(18歳以上、10秒まで)。ヘルプによると、端末の言語を英語に設定したクリエイター向けに、多くの国で提供されています。なお、YouTube Createアプリは日本では提供されていません(2026年9月時点)。
4. 使い方
Geminiアプリ(パソコン)
Google Flow
2026年8月には、Google FlowのGemini Omniが1.1 Flashに更新され、デスクトップ版では最後のフレームも指定できるようになりました。
Omni 1.1 Flash is now in Google Flow, giving you even more creative control over your vision.
Here’s what’s new:
Introducing end frames to Omni 1.1 Flash on desktop: Direct how your video begins, and now ends, helping keep your characters and narrative consistent as you https://t.co/GNrqvrSRPU
— Google Flow (@FlowbyGoogle) 元投稿を見る
5. 日本語対応
- GeminiアプリもGoogle Flowも、日本語の画面とプロンプトに対応しています。
- Google Flowのヘルプは、よい結果を得るために英語のプロンプトを勧めています。
- 被写体・動き・場所・照明・雰囲気(スタイル)を具体的に書くと、狙いに近い結果になりやすいとされています。
6. 透かし(SynthID)と権利
- Geminiアプリの公式ページには「Gemini アプリで生成されるすべての動画には、Google AI 生成コンテンツを識別するための目に見えない透かしである SynthID が埋め込まれています。」とあります。
- Googleの利用規約には「Google がそのコンテンツに対する所有権を主張することはありません。」とあります。一方で、商用利用を認める旨を明示した条項は見当たりませんでした。生成AIの使用禁止に関するポリシーと、第三者の権利に従って使う必要があります。
- アップロードする画像については、利用者が権利を持っている必要があります。Google Flowでは、著名人の動画の生成はどの地域でも対応していません。
- 旧版の「商用利用は可能」「無料・下位プランでは目に見える透かしが入る場合がある」は、公式の記載で確認できなかったため削除しました。
7. 競合比較・向き不向き
| ツール | 得意 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| Gemini Omni | 音声つき10秒動画、会話しながらの編集 | Googleのサブスクで手軽に作る |
| Veo 3.1(Flow・API) | 4K・縦型、動画の延長 | 本格的な制作、アプリへの組み込み |
| Kling AI | 1回3〜15秒、1080p〜4K | 短いクリップを高画質で作り込む |
| Seedance 2.5 | 1回で最大30秒 | 長めのシーンを1回で作る |
| HeyGen | AIアバター、多言語の翻訳 | 人が話す動画 |
| DeeVid AI | 複数モデル(Kling 3.0・Seedance 2.0など)を1画面で | いろいろなモデルを比べる |
Sora 2は、アプリ・Webが2026年4月26日、APIが9月24日に終了しました(Sora 2の提供終了の解説)。
よくある質問(FAQ)
Q. Veo 3.1はもう使えないのですか?
Geminiアプリでは、Gemini Omniに置き換わりました。Veo 3.1は、Google FlowとGemini API(プレビュー版)で引き続き使えます。
Q. Gemini Omniを使うにはいくらかかりますか?
Geminiアプリで使うには、Google AI Plus(月725円)・Pro(月2,900円)・Ultra(月14,500円から)のいずれかが必要です。Google Flowでは、プランごとに毎月200・1,000・10,000または25,000クレジットが付きます。
Q. 無料で使えますか?
Geminiアプリの無料版では使えません。Google Flowの毎日50クレジット(混雑時間帯は使えない場合あり)と、YouTube Shortsの動画作成機能(18歳以上、端末の言語を英語に設定)なら無料で試せます。
Q. 日本語に対応していますか?
GeminiアプリとGoogle Flowは、日本語の画面とプロンプトに対応しています。Flowのヘルプは、よい結果を得るには英語のプロンプトを勧めています。
Q. 作った動画の透かしや権利は?
Geminiアプリの動画には、見えない透かし(SynthID)が埋め込まれます。Googleの利用規約は、生成したコンテンツの所有権をGoogleが主張しないとしています。商用利用を明示的に認める条項は見当たらないため、使う前に利用規約とポリシーを確認するのが確実です。
この記事の更新履歴
| 更新日 | 内容 |
|---|---|
| 2026年9月25日 | 全面的に書き直しました。GeminiアプリでVeo 3.1がGemini Omniに置き換わったことを反映し、Veo 3.1はGoogle FlowとAPIに残っていることを明記しました。「最大60秒」は誤りで、Veo 3.1の1本は4・6・8秒(APIでは7秒ずつ延長可能)です。「無料のGeminiでもVeo 3.1 Fastを試せる」は現在は当てはまらず、Geminiアプリの動画生成には有料プランが必要です。無料で試す経路として、Google Flowの毎日50クレジットとYouTube Shortsの動画作成機能を加えました。Flowの1本あたりのクレジット、APIの秒単価、使い方の手順を公式のヘルプに合わせています。「商用利用は可能」「下位プランでは目に見える透かしが入る」、出典のない評判・口コミの項目は削除しました。旧版のタイトルにあった「実体験レビュー」は、本文に実体験の裏付けがなかったため外しています。 |
| 2026年7月1日 | 初版公開。 |
出典
- Google「Gemini アプリでの動画生成」
- Gemini アプリ ヘルプ「Gemini アプリで動画を生成する」
- Gemini Apps Help「Gemini Apps limits」
- Google「Google AI プラン」
- Google Flow Help「Google Flow credits」
- Google Flow Help「Models in Google Flow」
- Google Labs Help「Create videos with Google Flow」
- Google Flow Help「Where Google Flow is available」
- Google「100 things we announced at I/O 2026」
- YouTube「YouTube at Google I/O 2026」
- Google for Developers「Generate videos with Veo 3.1」
- Google for Developers「Gemini API pricing」
- Google for Developers「Gemini API changelog」
- Google for Developers「Gemini API deprecations」
- YouTube Help「Shorts AI features」
- YouTube ヘルプ「YouTube Create を利用できる地域」
- Google DeepMind「Veo」
- Google「利用規約」
※ 料金・クレジットは2026年9月25日時点の公式情報によるものです。