PING PLD Milled SE DZBパター徹底解説|高MOIブレードは何を基準に選ぶか

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打点のブレに悩みつつも、マレットの丸い顔つきにはどうしても馴染めない――そんな「ブレードの見た目は譲れないが安定感も欲しい」中〜上級者に向けて、2026年8月20日に米国で一般発売されたPING「PLD Milled SE DZB」パターを取り上げる。結論から言うと、DZBはAnser系のヒール・トゥウェイトによる高慣性モーメント(MOI)設計を、伝統的なブレード外形のまま取り入れた点が特徴だ[1]。海外メディアのMyGolfSpyは、同系統の形状がこれまでPINGの完全カスタムプログラム「PLD Custom」経由でしか入手できなかったと報じている[3]。参考価格は499.99ドル(約77,500円。1ドル=155円換算、記事執筆時点の米国価格)で、日本国内での発売時期・価格は本稿執筆時点で[未確認]である[2]。

PLD Milled SE DZBのスペックは競合ブレードとどう違うのか

結論から言うと、DZBは「フレアード・ハイトゥ」という伝統的ブレード外形と、Anser系ヒール・トゥウェイトによるMOI強化を両立させた点が特徴で、価格帯の近い他ブランドのブレード型と設計思想が異なる。

モデルブランドヘッドタイプ・特徴ロフト/ライ角参考価格(記事執筆時点)
PLD Milled SE DZBPING100%削り出しカーボンスチール、Anser系ヒール・トゥウェイトで高MOI化、Eye-Qアライメント、パティナ仕上げ[1]3°(+3/-2)・70°(±4)[1]499.99ドル(約77,500円。1ドル=155円換算)[2]
スコッツデール TEC(KETSCH ONSETなど)PING350〜370g・PEBAXインサート・Eye-Qアライメント[5]3°・70°[5]¥71,500(国内税込)[5]
スーパーセレクト ニューポート2スコッティキャメロン(タイトリスト)303ステンレス削り出しのソリッドブレード。ヒール・トゥのソールウェイトで座りと直進性を整える系統型式により異なる[未確認]¥66,000前後(国内実勢)[6]
DF3L.A.B. Golfシャフトとヘッドの取り付け角度でトルクをゼロに近づける「ライ角バランス」設計有効ロフト約4.5°399ドル(約61,800円。1ドル=155円換算、米国正規価格)[7]

※ライ角は地面基準で揃えた。PING米国サイトは垂直基準で記載しており、DZBの「20°±4」は地面基準の70°±4にあたる[1]。

PING PLD Milled SE DZBパターのアドレス時全体像
フレアード・ハイトゥの伝統的ブレード形状にAnser系ヒール・トゥウェイトを組み込んだPLD Milled SE DZB(画像:PING公式サイトより)

参考までに、PING自社のPLD Milled標準ライン(Anser、Anser 2など)は国内で¥66,000という価格帯が公式サイトに示されている[4]。DZBはその標準ラインには含まれず、数量限定の特別仕様(SE)として米国先行で投入された形だ[1][3]。

PLD Milled SE DZBのフェース面のミーリング加工
水平方向にミーリングされたカーボンスチールフェース。硬めでしっかりした打感を狙った仕上げ(画像:PING公式サイトより)
パター

本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます 2026年6月12日発売[1]のテーラーメイド「Spider ZT MAX」は、無印Spider ZTのヘッドを20%大型化し、MOI(慣性モーメント)を約5,000から約7,000g/cm²[…]

データで見るDZBの立ち位置――カスタムプログラムとの価格差

結論から言うと、DZBの最大の意義は性能そのものより「これまでフルカスタムでしか得られなかった形状に、一般発売という入口ができたこと」にある。

海外ゴルフメディアのMyGolfSpyは、DZBについて「この形状のパターを手に入れる唯一の方法は、これまでPINGのPLD Customプログラムを通すことだった」と報じており、同プログラムの完全オーダー価格は1,490ドル(約231,000円。1ドル=155円換算)に達するとしている[3]。これに対しDZBは499.99ドル(約77,500円)と、フルカスタムのおよそ3分の1の価格で近い形状のブレードを試せる計算になる[1][3]。

DZBはフルカスタムより手頃に高MOIブレードを試せる(記事執筆時点)
PING PLD Milled SE DZB パターの製品写真(ping.comより)
PING PLD Milled SE DZB パターの製品写真(ping.comより)
PING PLD Milled SE DZB パターの製品写真(ping.comより)
PING PLD Milled SE DZB パターの製品写真(www.clubping.jpより)
PLD Milled SE DZBのバックキャビティとパティナ仕上げ
ヒール・トゥにバラストウェイトを配置したバックキャビティと、手作業によるパティナ(経年風)仕上げ(画像:PING公式サイトより)

DZBはPLD Milledラインの開発思想を受け継ぐ形状とされる[4]。ただし発売から日が浅く、DZB単体での第三者ロボットテストやユーザーレビューの蓄積、ツアーでの実戦使用報告は本稿執筆時点で確認できていない[未確認]。

パター

本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます マレット型パターを検討していて、「アーク型ストロークでトゥ(つま先側)をしっかり使いたいのに、今の形状だとどこか窮屈」と感じている中上級者に向けた記事だ。スコッティキャメロンが2026年8月2[…]

ストロークタイプ・予算別の処方マトリクス

結論から言うと、DZBが向くのはブレードの見た目を重視しつつ打点のばらつきも抑えたい中〜上級者で、価格や国内での買いやすさを優先する場合は他の選択肢が現実的だ。

既製DZB・フルカスタム・国内ブレード・マレット系のどれを選ぶかの判断フロー
高MOIブレードパター選びの分岐
プロフィール推奨理由
ブレードの伝統的な顔つきは譲れないが、打点のブレも抑えたいPLD Milled SE DZBAnser系ヒール・トゥウェイトで高MOI化したブレード形状[1]
フルオーダーで頭の重さ・フィニッシュまで作り込みたいPLD Customプログラム約231,000円と高価だが、材質・フィニッシュ・シャフト等を個別選択できる[3]
予算を抑えつつ国内ですぐ購入したいスコッツデール TEC系国内¥71,500・PEBAXインサートでソフトな打感を狙う設計[5]
ブレードよりマレットの寛容性を優先したいL.A.B Golf DF3などシャフト・ヘッド設計でトルクをゼロに近づけるアプローチ[7]
発売直後で実機評価が出揃うまで様子を見たい既存モデル全般DZBは第三者ロボットテストやツアー使用実績が本稿執筆時点で未確認[未確認]
パター

本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。 パットのタッチ(距離感)が安定せず、グリップやヘッドの重さを変えては試行錯誤している中上級者は多い。結論から言うと、2026年8月21日に全国のVATIC GOLF取扱店で発売予定の「Ven[…]

まとめ:ブレードの顔つきのまま寛容性を足したい人向けの一本

PLD Milled SE DZBは、性能面での劇的な新機軸というより、Anser系の高MOIブレードを削り出しで仕上げた作り込みが価値の中心にある[1]。MyGolfSpyが伝えるPLD Customの参考価格(約1,490ドル)と比べれば499.99ドル(約77,500円)は約3分の1で[3]、ブレードの伝統的な見た目と打点への寛容性を両立したい層には有力な候補になる[1][3]。一方で日本国内での発売時期・価格や、第三者機関によるテスト・レビューの蓄積はまだ限られるため[未確認]、国内展開の続報と試打評価を待ってから判断するのが無難だ。

本稿で取り上げたモデルの取り扱いは次のとおり。

PLD Milled SE DZBは米国先行の数量限定モデルで、本稿執筆時点では国内モールでの取り扱いが確認できない。参考として、国内で入手できるPINGのブレード型パターを挙げておく(本稿の主題であるDZBとは別モデル)。

よくある質問(FAQ)

Q1. PLD Milled SE DZBはいつ、いくらで買えますか?
A. 米国では2026年8月20日から一般発売され、価格は499.99ドル(約77,500円。1ドル=155円換算、記事執筆時点)だ[2]。日本国内での発売時期・価格は本稿執筆時点で[未確認]である。

Q2. 「カスタム専用だった」とはどういう意味ですか?
A. DZBと同系統の形状は、これまでPINGの完全オーダープログラム「PLD Custom」(参考価格約1,490ドル=約231,000円)を通じてしか作れなかったと海外メディアが報じている。今回のSE DZBは、その形状を数量限定の特別仕様(SE)として一般流通のラインに載せたモデルという位置づけだ[3]。なお「一般発売はこれが初」とPINGが公表しているわけではない。

Q3. スコッツデール TECやニューポート2との違いは何ですか?
A. いずれも高MOI・アライメント補助を志向する点は共通するが、DZBは100%削り出しのカーボンスチール+Anser系ウェイト配分によるブレードで、フルカスタムに近い作り込みが売りだ。スコッツデール TECはPEBAXインサートによるソフトな打感、ニューポート2は303ステンレス削り出しのソリッドブレードで、いずれも国内ですぐ購入しやすい価格帯にある[1][5][6]。

出典

  1. https://ping.com/en-us/golf-clubs/putters/pld/milled/pld-milled-2026-se-dzb
  2. https://golf.com/gear/putters/ping-releases-two-new-putters/
  3. https://mygolfspy.com/news-opinion/deconstructing-the-new-ping-pld-milled-se-dzb/
  4. https://www.clubping.jp/product/product2022_pld.html
  5. https://www.clubping.jp/product/product2026_scottsdaletec.html
  6. https://kakaku.com/item/K0001527828/
  7. https://www.worldwidegolfshops.com/l-a-b-golf-df3-putter-10507657/p