食費を削る・・・。数10円でも安い卵や肉を買いに遠くのスーパーに行ったり、スーパーのはしごをしたりしていませんか?
食費を単純に削るのは、心の健康、身体の健康、結果として家計全体への影響として、決してやるべきではありません。
減らすべきなのは、食費ではなく、大きい固定費である、スマホ、保険、家賃、自動車関係などのお金です。
とはいえ、一人暮らしなのに食費4万円、三人家族で10万円、などと言う場合は、確実に無駄を減らせるため、見直しを行っていきましょう。
なぜ食費は削減対象では無いのか
安いものは、美味しくて、癖になる
正直、最も食費を安く抑えるのであれば、コンビニや量販店、激安スーパーで、100円台の菓子パンと甘い缶やパックのコーヒーを買っていれば、必要なカロリーは摂取でき、生きていくことはできます。スーパーで食料品を買って作るよりも安価です。
しかし、菓子パンや甘い缶コーヒー類は嗜好性が高く、しばらく継続して食べていると、毎食食べたくなってしまい、肥満や体調不良の原因になりかねません。
健康な身体や心を維持するためには、ビタミン、ミネラルなどを食事からとる必要があります。理屈上はサプリでも栄養は摂取できますが、食物繊維をとってお通じをよくするため、噛むことにより唾液を出して口腔内を健康にするため、食事を摂る満足感を得るために、ある程度お金はかかってしまっても、しっかりした食事を摂る必要があるのです。
安いから、かえって大事に使わない
スーパーマーケットのプライベートブランドは同じ食材が数十円安く売っており、買わない理由はないと思います。
格安スーパーでは野菜が全て百円で売っていることもよくありますが、食べられるところが少なかったり、いたんでいたりで、満足な物が買えないケースが多いのではないでしょうか。
その結果、それらを使った食事は、量は多いけれど、味は濃いめ、のようなものになっているのではないでしょうか。
しっかり選んだ食材を、しっかりと調理して、大切に食べる、と言うことも、食事には必要なプロセスではないかと思います。
食事の買い物を適正化する方法
冷蔵庫の無駄を見直す
冷蔵庫の中をチェックして、食べられない・食べないもの確認し、自分の無駄遣いの傾向を学習しましょう。よくあるのはこういったものですね。
- 賞味期限が切れたもの
- もらった調味料
- 観光地、道の駅で買った瓶詰め類
- まとめ買いして食べ切っていない、しなびた野菜
冷蔵庫の中を整理する
冷蔵庫に食べられない物が多い人は、冷蔵庫の中での置き場所が決まっていない人が多いです。ルールを決めてすっきりした冷蔵庫を目指しましょう。
- 使いかけのものは下の段:使いかけの肉・野菜、封を切ったパック商品など
- 痛みづらいものは中断:腐りづらい粉類(小麦粉、パン粉など)、開封済みの海苔など
- 長持ちするものは上の段:調味料、未開封の缶の飲料など
- 野菜室:ぎっしり詰め込まず、スペースが見える程度に
上手く料理に使う
残ってしまいやすい食材の消費のコツを紹介します。私のおすすめレシピも掲載します。
- 残りがちな野菜・肉は、コンソメや出汁で煮込んでスープにする
- 観光地で買ってしまったり、もらいものの調味料は、炒め物に入れれば即消費できる
買い物に行くのは週に2回のみ
毎日スーパーマーケットへ行っていませんか?
私も以前はそうでした。洋服など不用品を買わないよう節約している場合は、スーパーで食材を眺めるのでも楽しいものですね。
しかし、無駄な買い物を減らすためには、スーパーマーケットへ行く頻度も減らして、行く曜日を決めてしまいましょう。
おすすめパターンはこちら。
- 金〜土曜日:土日と週の前半に食べるものを購入。土日の時間を使って、作り置きを行う前提。
- 水曜日:週の後半に食べるものを購入。忙しいし週の後半で疲れているため、手がかからず食べられる物が中心。
買い物メモ+旬の食材を買いましょう
買い物メモ通りに購入するのが理想ですが、スーパーのチラシをしっかり読んでから買い物に行くのは時間がもったいない!この3つのルールで賢く買い物しましょう。
- 調味料・卵・牛乳などの無いと困る食材、酒類・お菓子など多く買わない方が良い物はしっかり買い物メモを作る
- 肉・魚は、合計グラム数をざっくり計算しておく
- 野菜・キノコ類は、何種類買えば良いかを数えておく
これだけで十分です。
スーパーマーケットでは、旬の食べ物がセール品になっています。肉・魚や野菜類は、セール品を中心に、必要な量選びましょう。買うものをきっちり決めてしまうよりも、ずっとお安く、新鮮な食材を買うことができます。
食費の浪費を見直しましょう
ポイントカードは捨ててしまいましょう
スーパーマーケットのポイントカード。最近はスーパーマーケットも色々なキャッシュレス決済に対応していますが、大抵は現金払いをするとポイント○倍という条件ですね。
そもそもなぜスーパーはポイントカードを作るのか?、、当然、お客様のためではなく、スーパー自体の利益のためです。お客の囲い込みが目的です。
ポイントカードに縛られて、キャッシュレス決済でもらえるべきポイントがもらえなかったり、遠くのスーパーに行き自分の時間単価を無駄にするなんて、本末転倒です。
ここは思い切って、ポイントカードは捨ててしまいましょう。大した影響も起こらないです。
ふるさと納税を活用しましょうー米・油・ごちそうお肉ー
今や、米や調味料などにお金を払わなくても、これらを手に入れられるようになりました。そうです。ふるさと納税。
いわば来年の住民税を前払いすることによって、実質負担2,000円で、返礼品として様々なものを入手することができます。
普段使いの食品で言うと、お米、油(サラダ油、オリーブ油、米油など)、高級なお肉類など。また、高級なフルーツや美味しい卵も対象ですね。
ふるさと納税は、使うかわからないものに使ってしまうのではなく、必ず購入する食材に利用すると、我慢せずに、大幅に食費を節約することが可能です。
以上、食費の見直し方法について解説しました。
ここまでお読みくださり、どうもありがとうございました。