約1ヶ月前、パターをフィッティングして購入しようと、オデッセイのパターフィッティングに行ってきました。
フィッティングでは、ストロークを診断した結果、「オデッセイトリプルトラックTENパター」を勧められ、パターをもっと良くしたい私は即断して購入しました。
しかし在庫が無かったり、シャフト長さを調整していたため、物が届くまで約3週間。その後仕事などの都合で、フィッティングしてから1ヶ月後にやっと受け取ることができました!
パター難民状態が継続しています。1ラウンド少なくとも2回は3パット、4パットすることもあります。原因も分からず改善できない状況が1年半続いている気がします。 このため、前回はゴルフ5のパターフィッティングに行き、色[…]
オデッセイ トリプルトラックTENパターの概要
まずは、トリプルトラックTENパターの特徴から。オデッセイのホームページに書かれている内容に補足しつつ説明します。
オデッセイのスパイダーといわれるTENパター
パターでは安定したストロークを行えて再現性を高めることが重要であることから、各メーカーはMOI(慣性モーメント)が高い=フェイスが回転しづらく、安定したストロークができるパターを開発しようとします。
このMOIというものを高めるには、重量を物体に中心部ではなく、周辺部に配置する必要があるそうです。
「MOIを高くする」ことをパターに置き換えると、
- ヘッドの後方にウェイトを配置
- フェイス面を軽量化する
ということ。これを実現するのが、「スパイダー型」のパターです。
スパイダー型のパターは、テーラーメイドが始めてから、PING、PXG、スコッティ・キャメロンでも似た形状のパターを売り始めて、世界的に大ヒットしました。
オデッセイはこのタイプのパターが無かったことから、他社にあるものが無いのはディスアドバンテージとして、オデッセイのスパイダーこと、TENパターを開発したそうです。
アラインメントには1本線とトリプル・トラックを用意
ヘッド上部にお馴染みの、白地に赤と青の3本線が書かれています。この色や太さが人がまっすぐを認識しやすいのだとか。
キャロウェイのボール「トリプル・トラックボール」も同じ、赤と青のラインが引かれているため、セットで使うと効果抜群と言われています。
マイクロヒンジ・インサートを搭載
フェイス面に加工された細かい爪状のもの(ヒンジ部分)が、ボールに順回転を与えて転がりを安定させるそうです。
オデッセイによると、
ボールの硬さとフェース素材とのマッチングも、距離感を作るポイントの一つです。ODYSSEYがオススメする組み合わせは、〔硬いボール+軟らかめのフェース〕もしくは〔軟らかいボール+硬めのフェース〕となります。
https://www.odysseygolf.jp/technology/insert_microhinge_tripletrack.html
ということだそうです。
距離感がない原因は、練習不足だったり感覚が悪いのか?と思ってしまいがちですが、ボールの硬さとの相性・組み合わせもあるのですね。ボールも見直すと良いかもしれません。
安定性を高めた改良版「STROKE LABシャフト」を採用
パターのシャフトといえば、通常はスチールシャフトですが、こちらはカーボンとスチールを合体させたシャフト。
2019年に登場してから、利用しているプロがとても増えました。
一部をカーボンにすることで軽量化した重量を、ヘッドと手元に分散することで、総重量を変えずにパターのストロークがし易くなり、毎回同じストロークをできるようになるそうです。
オデッセイ トリプルトラックTENパター初打ちの感想・評価
さてそんなトリプルトラックTENパターが晴れて自分のギアとなったことから、じっくりと打ち込んでみました。
こちらでは、これまでのパターから大きく違いを感じた点を書いていきます。
3本線でセットアップしやすい
やはり、パター上部に太い鮮やかな線が引いてあるのはとても見易いです。
私自身はボールに線を引いて、ターゲットに合わせて構えるタイプなので、ボールの線に合わせてパターを構えるのがとてもやり易いと感じました。
そして、白いボールに自分で線を引いて構えるのよりも、キャロウェイのトリプル・トラックボールと合わせて使うと、格段に合わせ易くなります。
イメージはこういった感じになります。カメラの角度で一直線に見えませんが、構える感覚としては自分で引いた線よりも、トリプルトラックボールの方が、方向を合わせ易くなりました。
ストロークラボシャフトはスムーズにストローク
総重量は変えずに動かし易くしてあるという、ストロークラボのシャフト。色のカスタムができるということで、赤を選択しました。
従来のパターよりも格段にテイクバックがし易いと感じました。
また切り返した後インパクトまでの動きはヘッドがブレにくく、真っ直ぐにヘッドを動かすことができると感じました。
ロングパットの距離感に効果があるという評価が多いことから、最近不調のロングパットに期待です。
打感が重め・しっかり目
オデッセイのホームページでは「高めの打球音、しっかりした打感」と書かれていますが、個人的な感想としては、音はソフト目で、打感はヒット感・はじき感が少なくストロークでしっかり打つことができる、と感じました。
これまでのパターとの違いによる相対的な感覚かもしれません。
ただしっかりストロークできるのは、距離と振り幅のイメージを一致させ易いためよかったです。
専用グリップは少し太め・手にしっとり素材
グリップはストロークラボ専用のオリジナルグリップです。太さは、「スーパーストローク」の中くらいの太さでしょうか。
こちらはレッドで、他にシルバー、ブラックもあるそうです。
デザインが綺麗でテンションが上がります!
オデッセイ トリプルトラックTENパターのまとめ・お勧めする人
ここまで、トリプルトラックTENパターの概要と実際に打ち込んだ感想を書いてきました。
トリプルトラックTENパターをお勧めできる人は、
- とにかく方向性を良くしたい
- 安心して構えたい
- 長らくパターを変えていない
- ストロークラボシャフトを試してみたい
という人と思います。逆に線があると苦手な感覚でパターを打てる人や、自分でパッティングをコントロールしたい人などの上級者にはきっと好き嫌いがあると思いました。
さて週末台風明けにはラウンドの予定です。1回目からどんな結果になるのか分りませんが、ラウンドではどういう結果になるかを試してきたいと思います。
ここまでお読みくださり、どうもありがとうございました。
オデッセイのパターフィッティングの様子はこちらからどうぞ。
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