【データ編】女子プロの飛距離とスコア 分析の方法と全結果の要約

生成り地のアイキャッチ。全5回シリーズ第5回・データ編とJLPGAツアー9シーズン・延べ837人のバッジ、シリーズ名の女子プロの飛距離とスコアという小見出し、分析の方法と全結果の要約という大見出し。下部に4枚のカードがあり、10ydの価値0.81打(FWキープ率が同じなら)、パーオン経由84%、効きが鈍る約242yd(年平均+4yd)、説明力の最大パット(4指標での取り分43%)と並ぶ
JLPGAツアー9シーズンの公式記録から出した主な数字

シリーズ「女子プロの飛距離とスコア」全5回の第5回

  1. 第1回 入門:飛距離はスコアにどれだけ効く?
    結論だけを、統計の用語なしで8つの問いにまとめた
  2. 第2回 10ヤードは何打の価値か
    曲げなければ0.81打、実際は0.37打。差を生むのはフェアウェイを外す損
  3. 第3回 飛ぶ選手・飛ばない選手の勝ち筋
    スコア上位を分ける技術と、約242ヤードで効きが鈍る理由。代表選手の実名入り
  4. 第4回 飛ばし屋が有利な大会・コース
    39大会で有利の大きさは約0.5〜1.5打。効くのはパー4の長さ
  5. 第5回 データ編:分析の方法と全結果の要約(この記事)
    使ったデータ、分析の方法、結論が見かけの関係でないかの検証

女子プロツアー(JLPGAツアー)の9シーズン分の公式記録で、飛距離がスコアにどれだけ効いているかを分析したシリーズの、データ編である。すべての結果の要約、分析の方法と使ったデータ、結論が見かけの関係でないかの検証を、この1本にまとめた。

テーマごとの詳しい結果は、次の3本にある。結論だけを統計の用語なしで読みたい人は「女子プロの飛距離はスコアにどれだけ効く?10年分の公式記録で検証」から。

数字の根拠を確かめたい人、自分で同じ分析をしてみたい人に向けた記事なので、相関係数や回帰といった言葉をそのまま使う。初めて出てくる言葉には、その場で意味を添えた。

この記事の前提

  • 対象:JLPGAツアーの2017〜2026年(9シーズン)に、規定ラウンド数に到達した選手。延べ837人
  • 「飛ぶ選手」「飛ばない選手」:各シーズンの飛距離で4等分し、上位25%を「飛ぶ選手」、下位25%を「飛ばない選手」と呼ぶ
  • 数字の向き:スコア(平均ストローク)は小さいほど良い。「0.8打良い」は1ラウンドあたり0.8打少ないこと。相関係数 r がマイナスなら「その指標が高いほどスコアが良い」

全結果の要約

問い答え詳しく
飛ぶ選手ほどスコアは良いか良い。10yd飛ぶ選手は平均0.37打良い。ただし飛距離だけで説明できるスコアの差は約11%10ヤードの価値
スコアと最も結びつく技術はパーオン率とパーオンホールのパット。次にリカバリー率。飛距離とFWキープ率は、それぞれ単独では弱い10ヤードの価値
10ydの価値はFWキープ率が同じ選手どうしで比べると0.81打。飛ぶ選手ほど曲がるので、飛距離だけで比べた値は半分以下になる10ヤードの価値
飛距離はどこで効くか効果の84%はパーオン率の上昇を経由する形に分解できる。効くのはパー4とパー5で、パー3にはほぼ効かない10ヤードの価値
飛距離で分けると何が見えるかFWキープ率は、飛距離が近い選手どうしでは中程度に効く。飛距離は飛ばない側では効き、飛ぶ選手の中ではほぼ効かない勝ち筋と242ヤード
何ヤード飛べば十分か年平均+4yd(約242yd)あたりで飛距離の得そのものが小さくなり、フェアウェイを外す損とほぼ相殺される勝ち筋と242ヤード
同じ選手が飛距離を伸ばすと前年より10yd伸びた選手は、スコアも平均0.76打良くなっていた(因果とは断定できない)この記事の検証1
大会による違いはどの大会でも飛ぶ選手が有利。有利の大きさは大会によって約0.5〜1.5打で、全長や風では説明できない。出場選手のパーオン率が高い大会ほど小さい大会とコース
飛距離は年々重要になったかその証拠はない。4指標で説明力を分けると、どの年もパットの取り分が最大この記事の検証2
コースが長いと飛ばし屋有利か全長はほとんど関係しない。効くのはパー4の長さ大会とコース
見かけの関係ではないか翌年のスコアで確かめても、説明力の取り分の順位は変わらない。勝ち筋も同じ向きを示すこの記事の検証3、勝ち筋

3本を補う分析と検証

ここからは、テーマ別の3本を補う分析と、結論が見かけの関係でないかの検証である。

検証1 同じ選手が飛距離を伸ばしたら、スコアは良くなるのか

結論:前年より10yd伸びた選手は、スコアも平均0.76打良くなっていた。因果とは断定できないが、選手どうしの比較より関係ははっきり出る。飛距離とスコアの関係は、毎年同じ向きで安定している。

2年続けて規定ラウンドに到達した延べ533例について、前年からの飛距離の変化とスコアの変化を並べた。同じ選手の変化で見ると、「もともと上手い選手がたまたま飛ぶ」といった選手ごとの固定の差を取り除ける。

延べ533例について、飛距離の前年差とスコアの前年差を並べた散布図。飛距離が伸びた選手ほどスコアが改善している。相関はマイナス0.44、10yd伸ばすと平均0.76打良くなる

相関は r = −0.44(95%信頼区間 −0.50〜−0.37)で、選手どうしの比較(−0.33)よりはっきり出る。10ydあたり0.76打という値は、「10ヤードの価値」で見た「FWキープ率が同じなら0.81打」に近い。個人が飛距離を伸ばしたときには、方向性の低下はそれほど起きていない可能性がある。ただし、体調の良い年は飛距離とスコアの両方が良くなる、といった別の要因も混ざりうるので、断定はできない。

年人数平均飛距離相関 r10ydあたり(飛距離のみ)
201793235.9yd−0.37−0.50打
201895236.1yd−0.34−0.43打
201997237.7yd−0.42−0.52打
2020-2192235.3yd−0.26−0.26打
202296237.2yd−0.31−0.35打
202390241.0yd−0.31−0.34打
202485240.3yd−0.45−0.42打
202592239.3yd−0.37−0.31打
2026(9/20時点)97238.5yd−0.20−0.24打

検証2 飛距離は、昔より重要になったのか

結論:その証拠はない。選手の飛距離もコースも長くなったが、4指標で説明力を分けると、どの年もパットの取り分が最大。

FWキープ率が同じ選手どうしで、飛距離が10yd長いと1ラウンドで何打良くなるかの年別の折れ線。2017年は1.10打、2025年と2026年は0.62打

10ydの価値は約1.1打から約0.6打へ小さくなった(年との交互作用 p < 0.001)。ただしFWキープ率の価値も同じように縮んでおり、規定ラウンド到達者どうしのスコアの差そのものが縮んだこと(スコアの標準偏差 2017年1.19 → その後0.77〜1.02)で大部分が説明できる。各年の標準偏差でそろえて比べると、飛距離・FWキープ率・パット・リカバリー率のいずれの係数にも有意な年次変化はない(飛距離 p = 0.51)。

4つの技術の指標でスコアの差を説明したときの、年別の取り分の積み上げ棒グラフ。どの年もパットの取り分が最も大きく、飛距離の取り分は9〜21%の間で上下する

4指標(飛距離、FWキープ率、パット、リカバリー率)でスコアの差の約9割を説明するモデルを作り、その説明力を指標ごとに配分した(シャープレイ分解)。指標どうしが絡み合っていると、モデルに入れる順番で取り分が変わるので、すべての順番の平均をとる方法である。どの年もパットの取り分が最も大きく(年別の平均43%)、次いでリカバリー率(同31%)だった。飛距離の取り分は年ごとに9〜21%で上下するが、一方向の変化ではない。2026年の低さはシーズン途中の値なので、減少とは判断できない。なお、この4指標にはパーオン率を入れていない。パーオン率は飛距離の効果が通る道で(10ヤードの価値)、一緒に入れると飛距離の取り分がパーオン率に移ってしまうためである。パーオン率を加えた5指標で同じ計算をすると、取り分はパット33%、パーオン率31%、リカバリー率24%、飛距離7%、FWキープ率5%(年別の平均)になる。

平均飛距離は2017年の235.9ydから2023年の241.0ydまで伸び、その後は横ばい。パー72のコース全長は2017〜2026年で約99yd長くなった。選手の飛距離もコースも長くなったが、飛距離の重要度が高まった証拠はない。

検証3 ここまでの結論は、見かけの関係ではないか

結論:その年のスタッツで翌年のスコアを見ると、関係の強さは6割程度に縮む。それでも説明力の取り分の順位は変わらず、勝ち筋も同じ向きを示す(飛ぶ選手・飛ばない選手の記事)。

同じ年のスタッツと平均ストロークを比べると、スタッツがスコアの構成要素を含むため、関係が強めに出る。そこで「その年のスタッツ」と「翌年の平均ストローク」を比べた。対象は2年連続で規定ラウンドに到達した延べ533例である。

指標翌年の同じ指標との相関(安定性)同じ年のスコアとの相関翌年のスコアとの相関
飛距離0.870.340.21
FWキープ率0.830.170.12
パーオン率0.680.730.49
パット0.610.760.47
リカバリー率0.520.640.37

「その指標が良いほどスコアが良い」方向をプラスにそろえた。2年連続で規定ラウンドに到達した533例で計算したため、全837人の値とはわずかに異なる。

スコアの差を4つの技術で分けたときの取り分。パット43%、グリーン周りで拾う力30%、飛距離18%、フェアウェイ9%
同じ年のスコアに対する取り分(下の表の1行目)
対象4指標のR²飛距離FWキープ率パットリカバリー率
同じ年のスコア0.8518%9%43%30%
翌年のスコア0.3219%11%45%25%

飛距離とFWキープ率は最も安定した技術で、パットとリカバリー率は年ごとの入れ替わりが大きい。翌年のスコアに対しては説明できる割合が85%から32%に下がるが、取り分の順位はパット、リカバリー率、飛距離、FWキープ率で変わらない。翌年のスコアとの相関では、パーオン率(0.49)とパット(0.47)がほぼ並ぶ。勝ち筋の翌年比較(飛ぶ選手・飛ばない選手の記事)では、飛ばない選手の上位が延べ7件と少なく、有意な差があるのはパットとリカバリー率だけだった。

なお、翌年のスコアを予測する力は、その年の技術の指標5つを使っても、その年の平均ストロークだけを使っても R² = 0.39 で変わらなかった。スタッツは「どうやってスコアを作ったか」を知るためのもので、「来年伸びる選手」を見つける道具としては限界がある。

解釈と限界

飛距離は「単独では弱いが、他を揃えると効く」指標である。FWキープ率が同じ選手どうしで比べると10ydで約0.8打の差があり、その8割強はパーオン率の上昇を経由する形に分解できる。ただし技術の指標の中でスコアとの関係が最も強いのはパーオン率とパットで、飛距離はその手前の条件の一つにすぎない。

論点内容
選抜バイアス対象は規定ラウンド到達者のみ。飛ばない選手が残るには他の技術で補う必要があるため、飛距離の効果は過小評価されやすい。2026年で20ラウンド以上の選手(120人)に広げても r = −0.17 と同程度だった
計測方法ドライビングディスタンスは1ラウンド2ホールでの計測で、コースやホールの選び方の影響を受ける
因果ではない前年比の分析は選手ごとの固定の差を除けるが、体調や怪我、クラブ変更が飛距離とスコアの両方を動かしている可能性は残る
スコアの分解パーオン率・パット・リカバリー率を入れた回帰は R² が0.98を超える。これらは「何がスコアを決めるか」ではなく「スコアの分解」として読む
ラウンド単位の飛距離大会ごとの計測は2ホールだけで誤差が大きいため、その年のシーズン平均を各選手の実力値として使った
年次変化の検定シーズン数が9と少ないため、年ごとの上下は偶然の範囲が大きい。傾向の判断は全シーズンをまとめたモデルで行った
ショット単位のデータJLPGAはショット単位のストロークス・ゲインドを公表していない。ティーショット・アプローチ・パットの貢献を正確に切り分けるには、ショット単位のデータが必要になる
飛距離の価値の測り方本記事の飛距離の価値は、選手どうしの比較(シーズン平均)である。同じ選手の1打ごとに比べる追加分析では、いつもより飛んだティーショットのホールほどスコアが良かったが、その得の多くはフェアウェイを外さなかったことによるもので、フェアウェイを全部キープしたラウンドだけで比べると小さくなった。飛距離だけの価値をショット単位で確かめるには、ティーショットの落下地点の記録が必要になる
パットの数字パーオンホールのパット数には、2打目でピンにどれだけ寄せたかの効果も混ざる。ピンまでの距離は公開されていないため、パットそのものの技術と寄せの効果は分けられない。飛ぶ選手ほどパーオンホールのパット数がやや少ない(相関−0.25)のも、短い番手で寄せているためか、総合力の高い選手が両方に優れているためかは区別できない

補足1 使ったデータ:JLPGA公式記録の何を、どの期間で見たか

JLPGA公式サイトが公開している記録だけを使った。独自の計測や推計値は入れていない。

項目内容
出典JLPGA公式サイトのスタッツページと各大会ページ。ページの表示に使われているデータを取得した(公式に一般公開されたAPIではない)
取得日2026年9月25日
対象ツアーJLPGAツアー(国内女子レギュラーツアー)のみ
期間2017〜2026年。ドライビングディスタンスの公表が2017年からのため。2020年と2021年は統合シーズン「2020-21」で1シーズン扱いなので、計9シーズン。2026年は第27戦(9月20日)終了時点
対象選手(シーズン単位)各シーズンの規定ラウンド数に到達した選手。延べ837人(年ごとに85〜97人)
対象選手(ラウンド単位)その年の飛距離の計測が20ホール以上ある全選手。18ホールそろわないラウンドは除いた
データ中身件数
シーズン部門別スタッツ平均ストローク、ドライビングディスタンス、FWキープ率、パーオン率、パット数、リカバリー率など約40項目延べ837人
大会のホール別成績各ラウンドの18ホールのヤーデージとパー、全選手のホールごとの打数1,134ラウンド、延べ約10万人ラウンド、約180万ホール
大会の選手別スタッツ・大会概要ラウンドごとのFWキープ・パーオン・パット数、会場、日ごとの風速同上

主な指標の定義(JLPGAの定義の要約)

指標定義
平均ストローク1ラウンドあたりの平均打数。パー72以外はパー72に換算
ドライビングディスタンスティーショットの平均飛距離。1ラウンドにつき、逆方向に向かう2ホールで計測
FWキープ率ティーショットがフェアウェイに残った率(パー3を除く)
パーオン率パーの打数−2打以内でグリーンに乗せた率
パット(パーオンホール)パーオンしたホールでの平均パット数。1ラウンドあたりのパット数は、パーオンが少ない選手ほど少なく出る(グリーンを外して寄せると1パットで終わりやすい)ため、パットの技術の比較にはこちらを使った
リカバリー率パーオンしなかったホールで、パー以上で上がった率

補足2 分析の進め方:年ごとの差のならし方、グループ分け、数字の読み方

年ごとの違いをならす

年ごとにコースや天候が違うので、複数年をまとめるときは各選手の値を「その年の平均との差」に直した(年次中心化)。ラウンド単位の分析では、スコアを「そのラウンドの出場選手平均との差」に直し、天候やピン位置の影響を除いた。

飛距離グループ

各シーズンの規定ラウンド到達者を飛距離で4等分し、下位25%を「飛ばない選手」、上位25%を「飛ぶ選手」とした。両者の平均飛距離の差は約22ydある。

指標を2層に分ける

パーセーブ率やバーディー数は、スコアを別の形で数えただけの数字で、スコアと強く相関して当然である。そこで指標を「技術の指標」と「結果の内訳」に分け、結論の根拠には技術の指標だけを使った。

平均ストロークと各指標の相関係数の横棒。技術の指標ではパーオン率−0.79、パーオンホールのパット0.82、リカバリー率−0.72が強く、飛距離−0.33、FWキープ率−0.25は弱い。結果の内訳のパーセーブ率−0.95などはさらに強い
層指標扱い
技術の指標飛距離、FWキープ率、パーオン率、パット数、リカバリー率、サンドセーブ率結論の根拠に使う
結果の内訳パーセーブ率、バーディー数、ダボ以上率、3パット率、パー3/4/5平均など参考

数字の読み方

  • 相関係数 r:2つの数字が一緒に動く度合い(−1〜+1)。平均ストロークは小さいほど良いので、「その指標が高いほどスコアが良い」とき r はマイナスになる。延べ837人なら、|r|が0.07を超えれば偶然とは言いにくい
  • 回帰の係数:その指標が一定量違うと、平均ストロークが何打違うか。複数の指標を入れたモデルでは「他の指標が同じなら」という条件付きの値になる
  • 有意・p 値:見えている差や関係が、偶然のばらつきでも出る程度かどうかの目安。本当は差(関係)がないと仮定したとき、その程度の差が偶然に出る確率を p 値という。本記事では p が5%未満なら「有意」、5%以上なら「有意差なし」と呼ぶ。p < 0.001 は「偶然なら1000回に1回も出ない」程度である。有意差なしは「差がない」と確かめたことではない。たとえば検証2の「飛距離の係数に有意な年次変化はない(p = 0.51)」は、飛距離の重要度が変わっていないと証明したのではなく、変化があるとは言えない、という意味である
  • 95%信頼区間:推定値の誤差の幅。0をまたぐと効果があるとは言い切れない
  • 決定係数 R²:スコアのばらつきのうち、モデルで説明できる割合

相関を因果に近づける工夫と、その限界

相関があっても、原因と結果の関係とは限らない。体力や練習量のように、飛距離とスコアの両方を良くする要因もありうる。そこで次の工夫をした。どれも因果関係を証明するものではない。

工夫取り除けるもの
年平均との差に直す年ごとのコースや天候の違い
他の指標を揃えて比べる(重回帰)FWキープ率など、データにある別の要因
同じ選手の前年からの変化で見る「もともと上手い選手がたまたま飛ぶ」といった、選手ごとの変わらない差
その年のスタッツで翌年のスコアを見るスコアの内訳による、定義上のつながり

ショットごとに「何打得したか」を測るストロークス・ゲインドの考え方と、それで男子ツアーのスコアの差を分析した結果は、次の本にまとまっている。本記事で切り分けきれなかったティーショットとアプローチの貢献を考えるときの参考になる。

最初から読む:第1回 入門:飛距離はスコアにどれだけ効く?
結論だけを、統計の用語なしで8つの問いにまとめた

シリーズ「女子プロの飛距離とスコア」の全5回

  1. 第1回 入門:飛距離はスコアにどれだけ効く?
    結論だけを、統計の用語なしで8つの問いにまとめた
  2. 第2回 10ヤードは何打の価値か
    曲げなければ0.81打、実際は0.37打。差を生むのはフェアウェイを外す損
  3. 第3回 飛ぶ選手・飛ばない選手の勝ち筋
    スコア上位を分ける技術と、約242ヤードで効きが鈍る理由。代表選手の実名入り
  4. 第4回 飛ばし屋が有利な大会・コース
    39大会で有利の大きさは約0.5〜1.5打。効くのはパー4の長さ
  5. 第5回 データ編:分析の方法と全結果の要約(この記事)
    使ったデータ、分析の方法、結論が見かけの関係でないかの検証

データについて

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)公式サイトで公開されている記録(2017〜2026年のJLPGAツアー、各シーズンの規定ラウンド到達者 延べ837人、大会ごとのホール別成績 1,134ラウンド)を2026年9月25日に取得して分析した。2017〜2025年は最終戦終了時、2026年は9月20日更新時点の値。分析にはPython(pandas / statsmodels)を使った。個人による分析で、JLPGAおよび大会関係者とは関係がなく、JLPGAの公式見解ではない。記録そのものの転載や元データの配布は行っていない。記録の著作権等の権利は、JLPGAおよび関連団体・企業に帰属する。数値の正確性は保証できないため、正式な記録はJLPGA公式サイトで確認してほしい。権利者から正当な要請があった場合は、内容を確認のうえ、修正または公開停止を含めて速やかに対応する。

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