こんにちは!走ってますか?!ランニング歴7年のメグミです。
フルマラソン完走10回を含め、大会出場推定50回以上の実績を持つ私メグミがランニングデビューした時に大失敗した経験を活かして、
- ランニングシューズの選択ポイント
- ショップ店員さんが必ず言うそのまま信じてはいけないこと
- 怪我・故障を避けるには
などなど、シューズ選びに失敗して故障、そしてそこから復活した私ならではの情報をご紹介します!!
ランニングシューズについての情報を検索すると、大きなサイトやスポーツメーカーさんの情報が中心に出てきますが、どこも販売者目線で紹介していることが多かったので、私メグミが一般人目線で全力でご紹介します。
読まないと損するので、是非チェックしてみてください!
ランニングシューズってどういうもの?基本知識、機能と特徴
ファッションスニーカーとの違い
ランニングシューズと、ウォーキングやカジュアルシューズとの大きな違いは、これらの4つです。
- 「軽い」
- 「衝撃に強い」
- 「柔らかい」
- 「通気性がよい」
もちろんランニングシューズではなくても走ることはできるのですが、ジョギングを始めるのであれば、快適さや怪我防止のために、是非ともランニング専用のシューズを購入しましょう。
主なランニングシューズメーカー
多くのランニングシューズのメーカーがありますが、最近多く販売されているのはこちらです。(総合スポーツ店ゼビオのオンラインで2020年6月に掲載されている順番5つより)
アディダス、HOKA、ナイキ、ニューバランス、アシックス
もちろん他にも多数あります(ミズノ、プーマ、アンダーアーマー、ヨネックス、 オン、ブルックス、サロモン、スボルメなど)。
最終的には自分の足や走りに合うシューズが良いですが、始めはどれが合うかわからないため、情報が多い売れ筋の商品から選んで行くのが良いでしょう。
ランニングシューズの各パーツ名称と機能
ショップの店員さんがランニングシューズを販売するために解説してくる名称です。
聞き慣れない言葉ばかりのため、始めは「???」となりますが、混乱して面倒になり言われるがままに購入してしまわないよう、覚えておきましょう。
以下は各パーツの機能が最低限分かるように、私が簡単に書いたものです。
- ヒールカウンター かかとの部分
- アウトソール シューズの裏側の溝がついている部分
- ミッドソール アウトソールと靴本体の間のクッションになっている部分
- インソール 靴の中敷
- シャンク 土踏まずあたり
- アッパー シューズの上側の足の甲を覆う部分
- タン(ベロ)シューズの紐の下側にくる舌のようになっている部分
- トゥボックス(トゥガード)足の指側。爪先を保護するようゴムなどで覆われている部分
- シューレース 要は靴紐です
- シューホール 要は靴紐を通す穴です
ランニングシューズはどこで買えばいいの?
メーカーのショップ
主なスポーツメーカーの旗艦店。ナイキ、アシックス、ニューバランス、その他。銀座、原宿などの人気エリアにある。アパレルを含むそのブランド全般のショップが多いが、ランニング専門のショップもある。
メリット
- ほぼ確実にお目当てのモデルがあり、在庫が多い
- ランニング専門店では、足型測定サービスがある
- サイズや履き心地を確認できる
- ウェアやアクセサリーなどを同じブランドで一緒に購入できる
デメリット
- 基本的に定価販売のため高め
- 店員はランニング専門では無い人が多い(メーカーのランニング専門店であれば知識はある店員さんがいます)
- 当然自社製品を勧める
- 混雑している
ランニング専門店
ランニングや陸上競技に特化したスポーツショップ。ステップスポーツ、B&D など。
メリット
- 専門知識が豊富な専門の店員さんが相談に乗ってくれる
- 複数メーカーを選べる
- サイズや履き心地を確認できる
デメリット
- 在庫が無く試し履きできないケースがある
- 実店舗が少ない
- 複数メーカーを選べる一方で、セール・推しのメーカーを進められることもある
- インソールなど余計な買い物を勧められる場合がある
スポーツ用品店
スポーツ全般を扱っている総合店。ヴィクトリアスポーツ、ゼビオなど。
メリット
- 店舗が多い
- 複数メーカーから選べる
- サイズや履き心地を確認できる
デメリット
- 店員さんはランニング専門では無い人が多い
Webショッピングサイト
インターネット上のショッピングサイト。楽天市場、Amazon、Yahoo!など。
メリット
- ネットなのでいつでもどこでも購入できる
- 自分の利用サービスによりポイント割引が効く
- 購入するものが決まっていれば一番安く買える
デメリット
- どれを買えば良いのか分からない
オークション・中古販売サイト
メリカリやヤフオクなど。
メリット
- 新品に近い中古品を安く買えることがある
デメリット
- 欲しい型番、サイズ、靴幅か、しっかり確認する必要がある
- 返品ができない
- 転売されていると思われる商品も多く、購入する気がなくなる場合あり
ランニングシューズ購入時の宣伝文句あるあると注意点
『日本人は足幅が広い』のは正しい?
これはランニングのショップに限らず、普通の靴のお店でもよく言われることです。
しかし本当にそうでしょうか?
靴は本来は、足の長さ(いわゆるサイズ)と足幅を測って選ぶ必要があります。
足幅は、JIS規格では A・B・C・D・EE・EEE・EEEE がありますが、よく売られているのはEE(2E)です。
ところが、『健康長寿は靴で決まる』(かじやますみこ著)によると、ある靴メーカーの統計データによると、日本人女性 の平均的な足幅は「C」・「D」だと考えられるそうです。
「ゆるくても靴は売れますが、きつくて履けない靴は売れ残る。だから靴売り場には、万人が履ける幅広の靴ばかり並べているのです」との考察があります。
1サイズ大き目をすすめられるのはなぜ?
ランニングシューズを買いに行くと、ほとんどのショップで、「普段履いている靴より0.5cm大きめのサイズを買ったほうが良い」と言われます。
サイズを下げるとキツすぎるのであれば仕方ないですが、幅が広めでサイズも大きいとなると、足が靴の中で固定されず、走る衝撃を受けるたびに足に余計な負担がかかってしまいます。
ヒールがフィットしていることも合わせて、できるだけ足全体にフィットする靴を買うにこしたことはありません。
気に入ったデザインで足幅が1種類しか無い場合、なかなかぴったり合うサイズは無いかもしれませんが、沢山のシューズを試して、自分に合う靴を探したいですね。
厚底シューズを履けば速く走れる?
2019年のオリンピック選考大会のMCGや、2020年の箱根駅伝や東京マラソンで、ピンクや個性的な緑色のナイキの厚底シューズは報道でも大きく取り上げられ、ランナーではない一般の人の間でもかなり知られるようになりました。
履くだけで速く走れるのであれば、もちろん誰でも履いてみたいですよね。
しかし一流選手は厚底シューズを履きこなすのに相当のトレーニングやフォーム改造を行っているため、基本的に足元が不安定なシューズなので、脚がまだ出来上がっていない初心者が履くと、足首、ふくらはぎ、膝などに思わぬ負担が発生します。
このため、どんなにお財布に余裕があっても、厚底シューズは十分トレーニングを積んだ後に検討することをおすすめします。
インソールを変えたら走りやすくなるの?
インソールはシューズメーカーやその他のスポーツメーカーが販売しており、ランニングシューズと合わせてインソールの購入を勧められることがあります。
インソールの効果は、足裏のアーチ(土踏まず)をサポートして足の疲労を軽減することや、足裏の力のかかる場所を調整して、ランニングによる怪我を予防することなどがあります。
確かに、インソールによる効果は魅力的なものですが、少し考えても分かるとおり足裏の形やランニングフォームは人それぞれであるため、万人に合うインソールというのは存在しません。
せっかく購入したからと、合わないと思っても無理をして履き続けるのでは無く、合うものを探してどんどん試すことが必要です。
【重要】ランニングシューズ購入時のチェックポイントと理由
初めてランニングシューズを購入するときは、何をチェックすべきなのでしょうか?
ヒールカウンターとかかとの感覚
かかとはヒールカウンターでしっかり保護されてることが重要です。かかとから付いてしまうランナーにとっては特に重要なポイントです。
アウトソールの形状と強度
アウトソールはランニングで唯一地面と接するため大変重要なパーツですので、ここはしっかり選びましょう。
- ツルツルでは無くしっかり溝があること。コストを抑えるためか、驚くほどアウトソールに溝がないシューズが存在します。
- アウトソールが雑巾のようにねじれないこと。軽量化を目指しているためか、厚底であってもアウトソールの強度が弱い場合があります。アウトソールがねじれるということは、自分の足も衝撃でそのような形にねじれて負担がかかってしまうと考えたほうが良いです。
ミッドソールの厚み
それなりに厚さがあるほうが良いです。少し運動に自信がある人は、中上級者向けの薄めのシューズに目が向くかもしれませんが(それでも最近の流行りは厚底ですが)、始めは重くても厚めのものがおすすめです。
アッパー・トゥボックスのフィット感
ショップ店員さんが言うことあるあるで、「足の指が動くくらいが良い」・「余裕があるのが良い」と言われますが、適度にフィットしているのに越したことはありません。
シューホールと足首の位置関係
足首にあっていること。足首に近すぎると痛みが出やすくなり、足首から離れていると足首が固定されずに怪我しやすくなります。
【実体験】 大きめ・幅広シューズで膝を故障!シューズを変えてその後サブ4達成で怪我無し!
ランニング開始〜初めての故障(膝痛)
わたくしメグミがランニングを始めて1年半くらいの間、下記のようにシューズを選んでいました。
- 通常の足サイズよりも0.5−1cm大きいシューズを選んで履いていた。
- 足幅が広いと思い込んでいたため、ある程度ゆとりのある形のものを好んで履いていた。
- 周囲の速いランナーさんに影響されて、徐々に軽めのシューズを選ぶようになっていった。(見栄やプライドですね・・・)
そうして練習を続けた結果、膝の痛みが取れずにどうにも走れなくなりました。
自分の足に合うシューズとの出会い、2ヶ月後のサブ4達成
膝痛が治らず苦しんでいた時に、偶然見つけた治療院の先生にすすめられたシューズとオーダーメイドのインソールに変えてからは、故障らしい故障をすることはなくなりました!
きっちりと足のサイズを測り直し、シューズの足幅は細めの「D」でサイズも23cmと、これまで履いていたシューズよりもかなりフィットしたものになりました。
練習を再開し、その2ヶ月後には4回目のフルマラソンで初めてサブ4を達成しました。この後もタイムは30分以上短縮していますが、変わらずに同じタイプのシューズで練習を続けています。
初心者ランナー向け、おすすめランニングシューズ3選
ニューバランス HANZO U
HANZOシリーズの中で最もエントリーモデルですが、100kmの距離を走るウルトラマラソンにも勧められている長距離専用モデルでもあります。
足を包み込む安心感が圧倒的で、ソールも厚くクッション性にも優れています。
日本人の足に合わせて開発されており、足幅のサイズが最も豊富です。男性用は「D」・「2E」、女性用は「B」・「D」を選ぶことができます。
HOKA ONE ONE CLIFTON6(ホカオネオネ クリフトン6)
HOKA ONE ONE(ホカオネオネ、略してホカオネ)は、ランニング以外では聞き慣れないメーカーかもしれません。ホカオネはランニングシューズはとても売れていて大抵のショップで見ることができます。
クリフトン6は「足に優しい、柔らかいシューズが欲しい」というと大抵勧められるモデルです。
人気の厚底シューズでクッション性が秀逸。メーカーは「マシュマロクッション」と表現していますが、確かに初めて足を入れた時の感覚は衝撃的です。
カラーはポップでお洒落。走るのが楽しくなるシューズです。
アシックス GEL-KAYANO26
アシックスでは初めてランニングを行う人向けの、大変な売れ筋商品です。
シューズ自体はアッパー・ヒールともにしっかりしており重量は重めです。
「GEL」(ゲル)による衝撃吸収により走りをサポートしてくれる素材が使われています。
デザインは、伝統的な日本の陸上部シューズ、という硬派なイメージです。
まとめ
初めてランニングシューズを購入する時に、知っていたほうが良い情報をまとめました。
ショップに行く勇気が出てきましたか?
きっとあなたも納得の一足が見つかるはずです。
このページで、初心者でも考えるべきランニングシューズ選び方のポイントを押さえて、怪我のないランニングライフをお楽しみください。
それでは、今日も楽しく走りましょう!