メルカリを使っていると、たまに「クレーマーかな?」と思ってしまう購入者に出会うことがあります。つい先日も、そんな一件に遭遇しました。正直なところ、最初はかなりイラッとしたのですが、今回はChatGPTを使うことで冷静かつプロフェッショナルに対応することができました。結果的にノンストレスでトラブル解決ができたので、その体験を共有します。
トラブル発生!メルカリで販売した商品が「破損している」との連絡
ある日、メルカリで販売したものについて、購入者からこんな連絡が届きました。
購入者からのメッセージ:
「こお世話になっております。本日、同じケース入りタイプの商品が届きましたが、ケースに多数のヒビが入っておりまして…。」
この時点で、私は「え?」と思いました。発送前に商品や梱包の状態をしっかり確認していたので、ヒビ割れがあるなんてあり得ないはず。最初は「そんなわけないでしょ?」と、つい嫌味な返信を返そうかと思ってしまったのです。
メルカリでのやり取りをChatGPTに依頼
ですが、冷静になろうと深呼吸してみました。メルカリのガイドラインを見ると、
自分で文章を書くために頭を使うのももったいないと思い、ChatGPTを頼ることにしました。
また、メルカリではかなりの数(200件以上)の取引をしていて、今後も継続したいので、メルカリのガイドラインに沿った対応を心がけたいと思っていたので、「プロフェッショナルで丁寧すぎるくらいの文案作成」をお願いしました。
すると、以下のような返信文を提案してくれました。
私の返信(ChatGPTで作成):
この度はお取引いただきありがとうございました。お品物が無事にお手元に届き、安心していただけると思っておりましたが、箱に破損があったとのご連絡をいただき、心苦しく思っております。
出品時には写真や説明にて商品の状態をできる限り正確にお伝えし、梱包にも十分な注意を払って発送いたしましたが、輸送中に何らかの影響があった可能性もございます。お手数ですが、破損箇所の詳細な写真をいただけますでしょうか。確認後、発送時の状況についてもご連絡いたします。
なお、今後の対応についてはメルカリ事務局にご相談いただくとよりスムーズかと思います。事務局へのお問い合わせ方法は、メルカリのガイドラインに記載されておりますので、そちらもご参照ください。
引き続き、安心してお取引いただけるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
自分で書くなら、怒りの感情を抑えてここまで丁寧な文章を考えるのに30分はかかりそうなところが、ChatGPTなら数秒で生成されました。この丁寧すぎるくらいの文章に自分でも少し驚きましたが、相手には落ち着いて対応している印象を与えられたはずです。
続くやりとりと相手の反応
その後、購入者から何度かメッセージが届きました。例えばこんな感じです:
購入者の返信:
この度は、こちらこそお世話なっております。
お気になさらないで下さい。
本日、同じ日に、同じケース入りタイプの商品が届いたのですが、
こちらも同じく、ケースが、あちこちにヒビが入っておりまして、タイヤも外れていた状態でして。
〇〇様のは、商品自体は大丈夫だったのですが、ケースに前後ヒビ割れがございまして。ケータイは現在電池切れのため、証拠のお写真が撮れない状況にございます!
パソコンからご連絡をさせていただいております。お受け取りのご連絡は、今の所、いかがさせていただいたらよろしいでしょうか!?
またしても、「こちらを陥れようとしているのでは?」と思わせるような内容で、嫌味を返したくなる気持ちが湧き上がりました。
今どき、「ケータイが電池切れ」なんてあり得るのでしょうか…。
しかし、ChatGPTを使って再び冷静な返信を作成し、「発送時の状態は問題がなかった」ことや「事務局への相談をお願いする」旨を伝えました。
私の返信(ChatGPTで作成):
ご返信ありがとうございます。また、他の商品でも同様の破損があったとのことで、大変お困りのことと思います。商品自体が無事だったことは安心いたしましたが、ケースのヒビに関しまして、ご不便をおかけし申し訳ございません。
念のため、こちらの発送時の状況についてご説明させていただきます。外箱には、商品ページに掲載した写真の通り、ヒビや破損はなく、発送時にはケースをプチプチで丁寧に包み、袋に入れてお送りいたしました。通常の配送であれば破損のリスクは少ないように梱包を行っております。
先にお伝えしました通り、この件についてはメルカリ事務局にご連絡いただくのが適切かと思います。事務局のガイドラインによると、問い合わせのためには受け取り評価を行わないよう推奨されていますが、評価のタイミングについての最終的なご判断は購入者様にお任せいたします。お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
最終的に、何往復かのやり取りを重ねました。
ご連絡ありがとうございます。また、私からの説明が不十分だった点がございましたら申し訳ございません。
改めて、購入者様がご購入された模型において模型自体に破損がなかったとのことで、まずは無事であることを確認できて安心いたしました。一方で、ケースに関する破損についてはお手数をおかけし心苦しく感じております。
発送時にはケースを保護するためにプチプチで丁寧に梱包してお送りしておりますが、念のため、メルカリ事務局にご相談いただくと今後の対応についての指示をより確実に得られるかと思います。お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
ご連絡ありがとうございます。写真を拝見いたしました。
発送時には商品をプチプチで丁寧に梱包し、ケースの状態も確認しておりましたが、いただいた写真のような破損は確認できておりませんでした。また、写真が一部のみのため、私が発送した商品かどうかの確認が難しい状況です。
このため、メルカリ事務局のガイドラインに沿った対応が適切かと考えております。お手数ですが、メルカリ事務局にご相談いただき、事務局からのご指示に従ってお手続きを進めていただけますと幸いです。
(ガイドライン内容を抜粋して具体的な問合せ方法を追記)
引き続き、誠意をもって対応させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
そして最後に、購入者もあきらめたのか、最終的にこういったメッセージを残してくれました。
購入者の最後のメッセージ:
お品につきましては、中身は問題なく貴重なもので、お手元に置いておきたい気持ちが強いです。〇〇様には何も落ち度はございませんので、どうぞお気になさらないでください。
ChatGPTのおかげでメルカリのトラブルにストレスフリーなクレーム対応が実現!
今回の経験を通じて、ChatGPTがあったおかげで、ストレスを感じることなくトラブル対応ができたと感じています。何往復も続くやり取りもありましたが、終始プロフェッショナルな対応を崩さずに済んだため、相手も「この人にはクレームをつけても返金は無理そうだ」とあきらめたのではないかと推察しています。
もし、メルカリや他のフリマアプリでのトラブル対応に悩んでいる方がいたら、ぜひChatGPTを使ってみることをおすすめします。客観的かつ冷静な文案を一瞬で提案してくれるので、イライラせずにトラブルを解決できるはずです。