SteelFiberのウェッジ用シャフトはどれを選ぶ?アイアンの重さから選ぶ4モデル

トゥルーテンパーの日本法人が、SteelFiber(スチールファイバー)のウェッジ用シャフト「SteelFiber Private Reserve Wedge(プライベートリザーブ ウェッジ)」を2026年10月30日に発売する[1][2]。米国では2023年からAerotechブランドで5種類の重さが売られているモデルで、日本ではそのうちi75・i90・i105・i120の4種類が出る[1][5]。トゥルーテンパーは、アイアン用シャフトから重さが自然につながるように選ぶ使い方を示している[1]。アイアンにSteelFiberを使っていて、ウェッジのシャフトもそろえたい人は、今のアイアン用シャフトより少し重いモデルが目安になる(メーカーが示す組み合わせは1例で、ほかは重さの近さからの目安)。ツアープロのテストでは、ダイナミックゴールドと同じくらいのスピン量で、打ち出しが高くなったと報じられている[1]。価格はオープン価格だ[2]。記事執筆時点では、国内の店頭価格はまだ出ていない。

黒いシャフト2本を斜めから写した写真。手前のシャフトに銀と金の文字でSteelFiber Private Reserve、奥のシャフトにi95cwの文字がある
Private Reserveシリーズの黒いシャフト(写真はアイアン用のi95cw)(画像:トゥルーテンパースポーツジャパン公式サイトより)

SteelFiber Private Reserve Wedgeとは?4モデルのスペック比較

4モデルの違いは重さ・トルク・調子の3つで、長さや先端の太さは共通だ[1][2]。

モデル名の数字はおおよその重さを表し、「i75」「i90」「i105」「i120」の4つがある[1]。長さは36.5インチ(927mm)、先端径は.355インチ(9.00mm)のテーパー型で、ウェッジ用の硬さに設定されている[1][2]。

比較相手には、これまでウェッジにも使えたアイアン用SteelFiberのうち、重い2モデル「i110cw」「i125cw」を並べた[3]。

モデル用途重量トルク調子
Private Reserve Wedge i75ウェッジ専用[1]76g[1]2.3[1]中調子[1]
Private Reserve Wedge i90ウェッジ専用[1]90g[1]2.3[1]中調子[1]
Private Reserve Wedge i105ウェッジ専用[1]106g[1]2.0[1]元調子[2]
Private Reserve Wedge i120ウェッジ専用[1]122g[1]1.8[1]元調子[2]
SteelFiber i110cwアイアン・ウェッジ[3]110g[3]1.7〜2.1(ウェッジ用R)[3]中調子(ウェッジ用R)[3]
SteelFiber i125cwアイアン・ウェッジ[3]125g[3]1.4〜1.8(X)[3]中元調子(X)[3]

※重量・トルク・調子はメーカーと各媒体が公表した値。SteelFiber iは硬さによって値が変わるため、メーカーがウェッジ用として挙げる硬さ(i110cwはR、i125cwはX)の値を載せた。

トルクは、シャフトがねじれる量の目安で、数字が小さいほどねじれにくい。i75とi90は2.3、i105は2.0、i120は1.8だ[1]。重いモデルほどトルクが小さく、i105とi120は調子も元調子(手元側がしなる)になる[1][2]。軽いモデルほど、シャフトの動きを感じやすい設計と読める。

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SteelFiberは何がほかのシャフトと違う?構造と特徴

SteelFiberの特徴は、グラファイト(カーボン)の芯の外側に、細いスチール繊維を巻き付けた2層の構造にある[3]。

トゥルーテンパーの日本法人によると、スチール繊維の太さは人間の髪の毛の約10分の1で、1本のシャフトに約94kmを巻き付けている[3][4]。グラファイトの設計の自由度と、スチールの安定性を組み合わせるねらいだ[3]。同社はSteelFiberを、ダイナミックゴールド、プロジェクトXに続く「第3の選択肢」と位置づけている[3]。

海沿いのゴルフ場とヤシの木を背景に、黒いシャフト2本を交差させた写真。金の文字でSteelFiber i95cwとSteelFiber i110cw、筆記体でPrivate Reserveと入っている
Private Reserveのアイアン用シャフト(i95cwとi110cw)(画像:トゥルーテンパースポーツジャパン公式サイトより)
円筒の断面図。外側がスチール繊維で覆われた外核層、内側がグラファイト繊維で構成された内核層と示されている
SteelFiberシャフトの構造。外側がスチール繊維、内側がグラファイト(画像:トゥルーテンパースポーツジャパン公式サイトより)

Private Reserveは、黒いシャフトとラベルで仕上げ、振動数を厳しく管理したシリーズで、アイアン用にはi95cwとi110cwがある[4]。今回のウェッジ用はその流れに加わるモデルだ[1]。ゴルフのニュースによると、SteelFiber iシリーズはPGAツアーとLPGAツアーの選手の意見をもとに開発されたという[1]。

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Private Reserve Wedgeの評判は?ツアープロのテスト結果

確認できた評価は、メーカーが公表したツアープロのテスト結果で、従来品とダイナミックゴールドとの比較が示されている[1]。

ゴルフのニュースによると、ツアープロのテストでは、アイアン用のSteelFiber iと比べてスピン量が多く、打ち出し角が高くなった[1]。ダイナミックゴールドと比べると、スピン量は同じくらいで、打ち出しが高くなったという[1]。テストした選手は、柔らかく、ゆっくりボールが飛んでいく感覚があると話し、「フィーリングが良い」と評価している[1]。

米国の販売店は、このシャフトを打ち出しをコントロールしたままスピンを増やすウェッジ専用のテーパーチップと紹介している[5]。記事執筆時点(2026年10月21日)では国内発売前で、国内の購入者レビューや、具体的なスピン量・打ち出し角の数値は公表されていない。

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どのモデルを選ぶ?今のアイアン用シャフトから決める

選ぶ基準は、今のアイアン用シャフトの重さだ。トゥルーテンパーは、アイアンにSteelFiber i80を使っている人がウェッジにPrivate Reserve Wedge i90を組み合わせると、アイアンからウェッジへ重さがなめらかにつながるという例を示している[1]。

この例にならって、アイアン用シャフトより少し重いモデルを選ぶと、次のような目安になる(i80→i90以外は、重さの近さから筆者が当てはめた目安)。

今のアイアン用シャフトおすすめのウェッジ用理由
SteelFiber i80(85g)[3]i90メーカーが示す組み合わせの例[1]
SteelFiber i70系(70〜74g)[3]i754モデルで最も軽く、i70系より少し重い[1][3]
SteelFiber i95系(95g)[3]i105i95系より少し重い106g[1][3]
SteelFiber i110・i125系(110〜125g)[3]i1204モデルで最も重い122g[1][3]
ダイナミックゴールドのウェッジで、球を高く上げたい今のアイアンの重さに近いモデルテストでDGと同じくらいのスピンで打ち出しが高かった[1]
ウェッジの球を低く抑えたい今回は見送りも選択肢テストでは打ち出しが高くなる傾向だった[1]
アイアン用SteelFiberの重さに応じてi75、i90、i105、i120を選び、球を低く抑えたい人は見送りも選択肢
今のアイアン用シャフトからPrivate Reserve Wedgeを選ぶ流れ

筆者の見立てでは、いちばん向くのはアイアンにSteelFiber iを使っていて、ウェッジだけダイナミックゴールドのままという人だ。テストのとおり打ち出しが高くなるなら、グリーンで止めやすくなる可能性がある。ただし発売前でスピン量などの数値は出ていないので、フィッティングで今のウェッジと打ち比べてから決めたい。

まとめ:アイアンより少し重いモデルから試す

SteelFiber Private Reserve Wedgeは、日本では2026年10月30日に発売される、SteelFiberのウェッジ専用シャフトだ[1][2]。米国では2023年から売られている[5]。重さはi75・i90・i105・i120の4種類で、重いモデルほどトルクが小さく、i105とi120は元調子になる[1][2]。ツアープロのテストでは、ダイナミックゴールドと同じくらいのスピン量で、打ち出しが高くなったと報じられている[1]。

選び方の基本は、アイアン用シャフトより少し重いモデルにすることで、メーカーはi80のアイアンにi90を組み合わせる例を挙げている[1]。価格はオープン価格だ[2]。シャフトは一般に、ウェッジのカスタム注文やリシャフトで指定して組む形になるので、取り扱いと価格はフィッティングやリシャフトを行うショップで確かめてほしい。

SteelFiber Private Reserve Wedge シャフト(トゥルーテンパー)は取扱店が確定しだい、本記事に販売リンクを掲載する。

よくある質問(FAQ)

Q1. SteelFiber Private Reserve Wedgeはいつ発売ですか?
A. 日本では2026年10月30日発売で、価格はオープン価格です[2]。米国では2023年からAerotechブランドで販売されています[5]。

Q2. ダイナミックゴールドから替えると何が変わりますか?
A. メーカーが公表したツアープロのテストでは、スピン量は同じくらいで、打ち出しが高くなったとされています[1]。具体的な数値は公表されていません。

Q3. どの重さを選べばいいですか?
A. 今のアイアン用シャフトより少し重いモデルが目安です(メーカーが示しているのは次の1例で、ほかは重さの近さからの目安です)。トゥルーテンパーは、アイアンにSteelFiber i80を使う人にはウェッジにi90を組み合わせる例を示しています[1]。

出典

[1] トゥルーテンパー「SteelFiber」にウェッジ専用モデル登場 4種類の重量帯で10月30日発売|ゴルフのニュース
[2] あの「スチールファイバー」にウェッジ専用シャフトが登場! 厳格管理の特別仕様「Private Reserve Wedge」が10月30日発売|みんなのゴルフダイジェスト(PR記事)
[3] SteelFiber i|トゥルーテンパースポーツジャパン
[4] SteelFiber Private Reserve|トゥルーテンパースポーツジャパン
[5] New Aerotech SteelFiber Private Reserve Spinner Wedge Shafts|Hodson Golf(米国の販売店、2023年2月17日)

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