【製品予測】Enduro 4とMARQの次は何か — ガーミン年末〜2027年初の新製品と、年末商戦で買うか待つか

ガーミンの次の新製品は何か — 年末〜2027年初の予測まとめ

ガーミン(Garmin)は2026年10月にEnduro 4・MARQ Gen 3・Edge 1060を発表し、上位のアウトドア時計とサイクル製品はほぼ出そろいました。次に来る可能性が最も高いのは筋酸素(SmO2)センサーだと本稿は予測します。11月3日にはダイブコンピューターのDescent X10も出ました[17]。指輪のCIRQA Smart RingはGadgets & Wearablesが年末〜2027年初めと予想し、tactix 9はthe5krunnerが2027年2月ごろと予想しています[5][6]。

製品根拠時期の予測確度
筋酸素(SmO2)センサーMoxy買収(9月)[16]、「Muscle Battery」商標の出願[7]、the5krunnerは「Q4 2026・Likely」[5]2026年10〜12月中〜高
CIRQA Smart Ring製品名入りの認証(インドネシア、8月)、同系統の型番の認証(ブラジル・中国)[6]2026年末〜2027年初め(Gadgets & Wearables)中
CIRQA Smart Band Proアプリのコードに名前[6]。認証の型番A05191との結び付きは媒体の推測[8]2026年末〜2027年初め(Gadgets & Wearablesの見込み)[6]低〜中
tactix 9ロシアの書類に名前が出たと報道[6]2027年2月ごろ(the5krunner)[5]。年内もあり得る(Gadgets & Wearables)[6]中
Forerunner 370(FR375)/575/975新しい証拠なし。the5krunnerは「Possible」[5]2026年10〜12月?低

確度は、根拠の種類と数をもとにした筆者の判断です。これは予測であり、確定情報ではありません。 ガーミンは上の製品をどれも発表しておらず、時期も価格も公表していません。

9月号・Enduro

Enduro 4とfenix E2は年内に出るのか — 現時点の読み 【2026年9月24日追記】まだ発表されていない。 公開から3週間が経った時点でも、ガーミンはEnduro 4とfenix E2のどちらも発表していない。同社ニュ[…]

10月に出たガーミンの新製品で何が埋まったか

10月にガーミンが出した新製品は、ほとんどが高価格の上位機でした。米国の希望小売価格はMARQ Gen 3が2,500ドルから(約38万7,500円。1ドル=155円換算)[2]、Enduro 4が899.99ドル(約13万9,500円)[1]、Edge 1060が799.99ドル(約12万4,000円)[3]です。

10月の新製品は800〜2,500ドルの上位機が中心
紺のニットの袖口に着けたMARQ Gen 3と、文字盤の違う3本のMARQ Gen 3
MARQ Gen 3。6モデルで、米国価格は2,500ドルから(画像:Garmin公式ニュースルームより)

自転車用のEdge 1060は、声でルートを選んだり、心拍などの数値を読み上げさせたりできる音声操作を加えました[3]。同じ10月20日には、下位のEdge Explore 3(399.99ドル)とEdge Explore 3 Plus(499.99ドル)[19]、室内用のスマートトレーナーTacx Nēra(999.99ドル)も発表されています[15]。

地図に3つのルート候補を表示したEdge 1060の画面
Edge 1060。音声操作に対応した自転車用サイクルコンピューター(画像:Garmin公式ニュースルームより)

Enduro 4はソーラー充電とMax Batteryモードで最大320時間、スマートウォッチとして最大90日動きます(どちらも5万ルクスの強い日光が当たる条件での公式値。90日は1日3時間屋外にいる想定)[1]。国内ではガーミンジャパンが税込13万8,000円で10月22日に発売しました[4]。前作Enduro 3の発売時(14万8,000円)より1万円安い価格です[18]。ゴルフ用のApproach S72は国内税込12万8,000円で、47mmは10月22日に発売され、43mmは11月上旬の発売予定です[9]。

夕暮れの岩山の尾根を走る2人と、スタミナ43%・心拍177を表示したEnduro 4
岩山を走る2人と、画面にスタミナの残り(43%)を表示したEnduro 4(画像:Garmin公式ニュースルームより)

ガーミンジャパンは10月8日、XでEnduro 4の国内発売を告知しました。

本誌が9月号で「年内の投入はじゅうぶんありうる」と書いたEnduro 4は、10月6日に発表されました。同じ号で挙げたfenix E2は、11月4日時点で公式ニュースルームに発表がありません。Forerunner・Venu・vivoactive・Instinctの新型も、10月には発表されていません。

10月号・指輪と筋酸素センサー

ガーミンの次の新製品は時計ではない? 3つの予測を先にまとめる 結論から書きます。ガーミンの次の新製品は、手首の時計ではなく「指・腕・筋肉」に付けるものになりそうです。出る順番は、①指輪(CIRQA Smart Ring)→②画面なしバン[…]

なぜ筋酸素センサーが次の新製品の最有力なのか

買収と商標という2種類の根拠があるのは、筋酸素センサーだけです。

1つ目は買収です。筋酸素センサーの会社Moxy Monitorの買収は9月に報じられ、ガーミンの広報は海外メディアの取材に「買収を確認できる」と答えました。ただし、プレスリリースなどの公式発表は出ていません[16]。2つ目は商標で、ガーミンは筋酸素を使う指標「Muscle Battery」の商標を2026年2月に米国特許商標庁へ出願しています。7月には審査官から登録を認めない可能性を含む通知が出ており、審査は続いています[7]。the5krunnerは発売時期を「2026年第4四半期・Likely(可能性が高い)」としています[5]。

媒体の予想を時期の順に並べた図。2026年10〜12月に筋酸素センサーとForerunner、2026年末〜2027年初めにCIRQAリングとCIRQA Pro、2027年2月ごろにtactix 9、2027年上期にDescent Mk4
値上げせず単価を上げる型

ガーミンは「値上げ」せずに、どうやって1台あたりの単価を上げたのか 結論を先に言えば、ガーミンは既存モデルの定価を横並びで引き上げるのではなく、その上に「より高い上位ティア」を新設し、購入者の選好を上へずらすことで平均単価(ASP)を押し[…]

CIRQAリングとCIRQA Pro、tactix 9はいつ頃か

指輪は、8月にインドネシアで「CIRQA SMART RING」と製品名の入った認証が出ました。その後、同じ系統の型番(05124)の10モデルがブラジルで、4モデルが中国で認証を受けたと報じられています。10モデルという数は、サイズ展開が要る指輪と考えると説明がつきます。Gadgets & Wearablesは「2026年末か2027年初めが妥当な時期」と予想しています[6]。

CIRQAバンドの上位版CIRQA Smart Band Pro(以下、CIRQA Pro)は、公式アプリのコードに名前とボタン2つの説明が見つかっています[6]。garminnewsは、インドネシア(6月23日)とメキシコ(9月23日)の認証に出た型番A05191をProのものと見ていますが、認証の書類に製品名はなく、これは媒体の推測です[8]。Gadgets & Wearablesは、時期ははっきりしないとしつつ、2026年末〜2027年初めの登場を妥当な見込みとしています[6]。

tactix 9は、ロシアの書類に名前が出たと報じられています[6]。the5krunnerは2027年2月ごろ(Likely)と予想し[5]、Gadgets & Wearablesは年内の発表もあり得ると見ています[6]。ダイビング用のDescent Mk4について、the5krunnerは2027年上期を「Certain(確実)」としています[5]。ダイビングの分野では、11月3日に入門向けのDescent X10(349.99ドル)が先に出ました[17]。

魚の群れの上を泳ぐダイバーと、3色のバンパーを付けたDescent X10
11月3日に発表されたダイブコンピューターDescent X10(米国価格349.99ドル)(画像:Garmin公式ニュースルームより)

年末商戦で買うか待つか — 決算説明会で分かったこと

10月28日の決算説明会では、買い時の判断に関わる発言がありました。MarketBeatの要約によると、クリフ・ペンブルCEOは「メモリの値上がりで、2027年の粗利率は過去のレンジに戻る」と説明しています[11]。10-Qも、メモリチップの供給制約が将来の粗利率に不利に働くと明記しています[10]。

通期の粗利率の見通し(61.0%)は、1〜9月の実績(61.8%)を下回ります。売上の見通しとあわせて逆算すると、10〜12月の粗利率は約59%になります(筆者計算)[14]。

10〜12月の粗利率は約59%に下がる見通し

一方で、値上げは発表されていません。価格について聞かれたCEOは「手段の一つ」と答えただけです[12]。the5krunnerは2027年に値上げがあると予想し、1年以内に買う予定ならブラックフライデーが良い時期だと書いていますが[12]、これは同サイトの見方です。

値引きの見通しについて、the5krunnerは、CEOが年末の販促への小売店の関心が「非常に強い」と述べたことを紹介し、2026年のブラックフライデーが当面で最も安く買える時期になる可能性があると書いています[12]。これも同サイトの見方で、値引きの幅は店や在庫によって変わります。生活者の目線では、次のように考えるとよいでしょう。

  • Enduro 4やfēnix 9を買う予定の人: どちらも出たばかりの新型で、後継の情報は公開されていません。値上げは発表されていないため断定はできませんが、待つ理由は小さいと考えられます。
  • Forerunnerを待っている人: 10月に出なかったため、年内の発表は「可能性がある」程度です。今のモデルで困っていないなら、年明けまで様子を見る手もあります。
  • CIRQAを検討している人: 現行CIRQAはファームウェア4.20で通知の振動に対応しました[13]。指輪やProを待つかどうかは、出る保証がないことを前提に決めてください。

Enduro 4の国内での購入先は次のとおりです。

まとめ

  • 10月の新製品で上位のアウトドア時計とサイクル製品はほぼ出そろい、11月3日にはDescent X10も出ました
  • 次に来る可能性が最も高いのは筋酸素センサーで、買収と商標の両方の根拠があります
  • CIRQAリングとCIRQA ProはGadgets & Wearablesが2026年末〜2027年初め、tactix 9はthe5krunnerが2027年2月ごろと予想しています
  • 会社は2027年の粗利率が過去のレンジに戻ると説明しましたが、値上げは発表していません
  • どれも予測であり、確定情報ではありません

参考・出典

よくある質問(FAQ)

ガーミンの筋酸素センサーはいつ発売されますか?

ガーミンは発表していません。Moxyの買収(広報が取材に認めたもので、公式発表はなし)と「Muscle Battery」の商標出願があり、the5krunnerは2026年10〜12月の発売を「可能性が高い」と予想しています[5][7][16]。

2027年にガーミンの時計は値上げされますか?

値上げは発表されていません。決算説明会でCEOは価格を「手段の一つ」と述べ、2027年の粗利率は過去のレンジに戻るとの見通しを示しました[11][12]。値上げを予想しているのはthe5krunnerなどの媒体です。

Enduro 4は今買っても大丈夫ですか?

10月に出たばかりの新型で、後継の情報はありません。国内価格は税込13万8,000円で、前作の発売時より1万円安くなっています[4][18]。必要な時期に合わせて買ってよいと考えられます。

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