2020年末にゴルフコースの会員権を購入しました。体験談を中心に、お金のことや研修会のことなどについてこれまで4本の記事を書いてきました。
5本目の記事である今回は、クラブの競技について、競技の概要や女性の参加実態について紹介します。
初めから読む人はこちらからどうぞ。
2020年12月、念願のホームコースを持ち、正会員となりました! 会員権の仕組みをよく理解していなかったのですが、結局書き換えに66万円、会員権自体は5万円のコースだったみたいです。 2021年はゴルフにかか[…]
ゴルフクラブの競技は何がある?
ゴルフクラブで開催されるクラブの競技は、毎月行われる月例競技以外は以下の通り、6つあります。
あくまで私見ですが、クラブ内での位置付けが重要であろう順番に並べてみました。
- 倶楽部選手権
- シニア選手権(60歳以上)
- 理事長杯
- グランドシニア選手権(70歳以上)
- 倶楽部杯
- レディース杯
ゴルフクラブの競技の内容はどんなもの?
競技の概要は以下の通りです。
倶楽部選手権
ゴルフクラブにおいて最も名誉ある、いわゆる「クラチャン」を決める競技です。
- 予選27ホールストロークプレー上位16名選出
- 1・2回戦18ホールマッチプレー
- 準決勝・決勝36ホールマッチプレーで優勝者決定
シニア選手権(60歳以上)
60歳以上の会員向けの競技です。こちらもそれなりにクラブ内では名誉ある位置付けのイベントで、優勝者は「シニアのクラチャン」と呼ばれます。
- 予選18ホールストロークプレー上位16名選出
- 1・2回戦18ホールマッチプレー
- 準決勝・決勝27ホールマッチプレーで優勝者決定
理事長杯
女性も参加しやすく、ハンデがある分決勝に残る可能性がある競技です。
バックティーは6,800ヤードですが、OBを越えないと進めないようなホールは無いため、飛距離がない女性でもなんとかなるかもしれません。
- ティーグランドは、男女年齢問わず全員バックティーから
- 女子はハンデ+6を追加
- 予選ストロークプレーで上位16名選出
- 決勝27ホールマッチプレー4回で優勝者を決定
グランドシニア選手権(70歳以上)
70歳以上の会員向けの競技です。決勝がマッチプレーではなくストロークプレーでの決定となり、体力・時間的な負担がシニア選手権よりも軽くなっています。
- 予選ストロークプレーで上位8名選出
- 決勝18ホールストロークプレーで優勝者決定
倶楽部杯
クラブの名前がついた、ガチガチの競技というよりも、賞品(お米数十キロ)を狙うイベント的な競技です。
決勝のベスト10名にはお米が賞品として授与され、順位に応じて量が異なるそうです。
ハンデ戦なので誰にでも優勝のチャンスがあるため、お米を狙って入賞したいところです。
- クラブハンデによるハンデ戦
- 男性バック・女性レディースティー
- 予選ストロークプレーで上位16名選出
- 決勝18ホールストロークプレーで優勝者決定
レディース杯
他のクラブ競技とは少し毛色が異なり、なんと新ペリアでの競技です。このため、「女子クラチャン」のような名誉はありません。
新ペリアである理由は、推察するに、女性のクラブ会員が少なく固定化されたせいぜい10名程度のメンバーしか参加しておらず、その中でも腕前が抜きん出ている方が優勝するのが分かりきっているからなのであろうと思います。
女性会員の参加者が多くなり、声の大きさも、レベルも上がれば、倶楽部選手権と同様のフォーマットで開催されるのだろうと思います。
- レディースティー利用
- 18ホールの新ペリア
ゴルフクラブの競技参加のお金は?
クラブ競技への参加は、月例競技と同様ですが、原則2,000円の競技参加費となっています。
競技は必ずキャディ付きとなることから、
通常ラウンド代(8,000円くらい)+キャディフィー+競技参加費+食事代
ということで、およそ15,000円を超えないくらいです。
土日ラウンドでコンペだと合計20,000円程度になってしまうことを考えると、それよりは少し割安かと思います。
【考察】ゴルフクラブの競技 女性の参加状況と要因
女性の競技参加者はとても少ないです。
倶楽部選手権はここ数年は参加者無しで、理事長杯に1-2名のエントリーだそうです。倶楽部杯はレベルを問わずに参加しますが、それでも3-4名程度。
クラブの会員自体も女性は1ー2割であり、さらにそこから競技に出ようという人が少ないです。
ゴルフクラブの会員になろうという人は、比較的年齢が上の人が多いため、このクラブの女性会員は、40代が最も若く、70歳くらいの方までいらっしゃいます。
コースの通常のレディースティーは5,000ヤード前後ですが、競技の際のレディースティーは「競技用レディースティー」ということでほぼ5,800ヤードのゴールドティーと同じ距離です。
このため年齢を重ねて飛距離が落ちてくると、なかなかこの距離での競技に出ようと思わない方が多いと思います。
60代の女性会員さんは、フェアウェイウッドやグリーン周りが驚くほどお上手です。
このため、競技の女性向けのティーグラウンドを通常のレディースティーと同じにすれば、年齢を重ねても競技に参加したい女性がもっと増えるのだろうと思いました。
今後ゴルフクラブが、より女性にも開かれることを願います。
ここまでお読みくださり、どうもありがとうございました。
ゴルフ会員権購入記録はこちらからご覧ください。
【ゴルフ会員権購入体験①】購入の流れと会員になって変わったこと
【ゴルフ会員権購入体験②】想定外に発生した費用まとめ
【ゴルフ会員権購入体験③】ホームコース月例への参加とコースによる違い
【ゴルフ会員権購入体験④】研修会(女子研修会) 発生費用・やること・メリットは?