プロギアR35とR50どっちを買う?転がしと浮かせのチッパー選び

グリーン周りでダフリやトップが出て、寄せのたびに緊張してしまう人に向けて、プロギアが2026年11月12日に発売するランニングウェッジ「R35 wedge」と「R50 wedge」を、本間ゴルフの「TRI-EDGE」シリーズとも比べながら整理する[1][4]。2本の分かれ目は、グリーン周りで「転がせる場面」と「浮かせて止めたい場面」のどちらに多く出会うかだ。プロギアは、花道やエッジから転がす場面にR35、バンカー越えや下りのラインで止めたい場面にR50を挙げている[2]。どちらもパターと同じ感覚で打てる設計で、価格は各33,000円(税込)だ[1]。ただし、発売前に試打したゴルフのニュースの担当者は、R50はR35より距離感をつかむのに練習が要ると書いている[3]。筆者の見立てでは、迷ったらR35から入るのが無難だ。

黒いヘッドのR35 wedgeとR50 wedgeを、それぞれバック側・トウ側・上から見た3つの角度で並べた製品写真
R35 wedge(左)とR50 wedge(右)。バック側・トウ側・上からの3方向(画像:プロギア(PR TIMES掲載のプレスリリース)より)

R35とR50の違いは?スペックと競合チッパーの比較

2本の違いは、ロフト角とキャリー(空中を飛ぶ距離)とラン(転がる距離)の割合だけで、ライ角・長さ・重さは共通だ[1]。R35は2005年に発売された初代R35のフルモデルチェンジで、R50は今回新しく加わったモデルだ[1][3]。どちらもプロギアの「egg(エッグ)」ブランドから出る[1]。

比較相手には、パターに近いライ角の45度チッパーを含み、2026年8月から順次発売されている本間ゴルフの「TRI-EDGE」シリーズを選んだ[4]。

モデル(メーカー)発売ロフト角ライ角長さ総重量キャリーとランの割合価格(税込)
R35 wedge(プロギア)2026年11月12日[1]35度[1]71度[1][3]34/32インチ[1]559/553g[1][3]1:3[1]33,000円[1]
R50 wedge(プロギア)2026年11月12日[1]50度[1]71度[1][3]34/32インチ[1]559/553g[1][3]1:1[1]33,000円[1]
TRI-EDGE45(本間ゴルフ)2026年8月から順次[4]45度[4]68度[4]34.0インチ[4]約448g[4]—29,700円[4]
TRI-EDGE50(本間ゴルフ)2026年8月から順次[4]50度[4]63.5度[4]35.0インチ[4]約408g[4]—29,700円[4]

※「—」は出典に記載がない項目。R35・R50の数値はメーカーの設計値[1]。

グリーン周りのイラストで、R35は低く転がしてキャリー1対ラン3、R50はバンカー越えでふわっと上げてキャリー1対ラン1と示した図と、ロフト・ライ角・長さ・総質量のスペック表
メーカーが示すR35とR50のスペック表と球筋イメージ(画像:プロギア(PR TIMES掲載のプレスリリース)より)

同じ50度でも、TRI-EDGE50は「50〜100ヤード」を打つためのアプローチウェッジとして設計されている[4]。数字で並べると、TRI-EDGE50はライ角63.5度・長さ35.0インチ・総重量約408gで、R50(71度・34/32インチ・559/553g)よりライ角が7.5度小さく、重さは150g前後軽い[1][4]。グリーン周りをパターの感覚で寄せることに特化したR50とは、使う距離がまったく違う点に注意したい。

ライ角が大きいほど、シャフトを立ててパターのように構えられる。みんなのゴルフダイジェストは、パターのライ角の設定を70.0度として、TRI-EDGE45の68度をそれに近い値と紹介している[4]。R35・R50の71度は、その70.0度より1度、TRI-EDGE45より3度大きい[1][4]。プロギアはパターと同じライ角・長さで自然に構えられる設計だと説明しており、長さは34インチと32インチの2種類がある[1]。

R35 wedgeのクラブ全体の写真。パターのように長く太いグリップと、パターと同じライ角・長さ、550gを超える重さで打てるという説明文が添えられている
パターと同じライ角・長さで構えるクラブ全体(画像:プロギア公式サイトより)
チッパーの使い方と選び方

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R35とR50はなぜミスに強い?ソール・グリップ・重さの工夫

結論から言えば、「地面に引っかからないソール」と「手首を使わせない太いグリップと重さ」の組み合わせで、ダフリとすくい打ちを減らす作りになっている[1]。

ソールには「スライディングレール」を採用し、地面と触れる面積を従来品の半分に抑えた[1]。リーディングエッジ(刃の部分)にも丸みをつけ、地面に刺さりにくくしている[1]。グリップは外径を従来品より約5mm太くし、手首の余計な動きを抑えてすくい上げるストロークを防ぐ[1]。クラブ重量は約550gと重めに設定して、打ち急ぎを防ぐねらいだ[1]。

R35 wedgeのソール側とトウ側の写真。ソール中央に赤いスライディングレールがあり、接地面積を前モデルの半分にしたという説明文が添えられている
ソールを底上げするスライディングレールと、丸みをつけたリーディングエッジ(画像:プロギア公式サイトより)

構えやすさも見直された。従来からあるトップブレードの白いラインに加えて、スコアラインのいちばん下にも白い色を入れ、2本の線でターゲットに対してまっすぐ構えやすくしている[1]。

黒いR35 wedgeのヘッドをバック側から見た写真。上部に赤いリングとR35 wedgeの文字、中央に大きな凹み、下部にPRGRのロゴがある
R35 wedgeのヘッド(バック側)(画像:プロギア公式サイトより)
本間TRI-EDGEウェッジ

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R35とR50の評判は?発売前の試打で分かったこと

確認できた発売前の試打記事はゴルフのニュースの1本で、2本の性格の違いがはっきり書かれている[3]。

同記事の担当者は、アプローチ練習場で2本を打ち比べた。構えたときには、2本の白いラインでフェースの向きを合わせやすく、太いグリップのおかげでパッティングに近いシンプルなストロークがしやすかったという[3]。多少ダフった感覚があってもヘッドが抜け、大きなミスになりにくい印象だったとも書いている[3]。

R35については、距離感さえつかめば、極端な打ち上げやバンカー越えを除いてシンプルにピンへ寄せられ、アプローチが苦手な人には扱いやすいと評価している[3]。一方のR50は、パターと同じ感覚で打つと思ったよりキャリーが出ずにショートする場面があり、R35より練習が必要だと感じたという[3]。そのかわり、ラフからでも球を浮かせて止められる点は、R35にない強みとしている[3]。

なお、記事執筆時点(2026年10月14日)では発売前のため、購入者のレビューや、海外メディアのロボット試打のようなデータはまだ出ていない。

黒いR50 wedgeのヘッドをバック側から見た写真。上部に赤いリングとR50 wedgeの文字、下部にPRGRのロゴがある
R50 wedgeのヘッド(バック側)(画像:プロギア公式サイトより)

R35とR50の使い分け。キャリーとランの割合で考える

使い分けの基準は、「ピンまでのうち、どれだけ転がせるか」だ。R35は落ち場所からピンまでの距離が長い場面、R50は落としてすぐ止めたい場面に向く[1]。プロギア公式サイトは、R35の場面を花道・エッジ・グリーン周り、R50の場面を手前のラフ・バンカー越え・下りのライン・エッジ近くのピンとしている[2]。

R35は距離の4分の3を転がし、R50は半分を転がす

たとえばピンまで12ヤードなら、R35は3ヤード先に落として9ヤード転がすイメージ、R50は6ヤード先に落として6ヤード転がすイメージになる(メーカーが示す割合から計算した目安)[1]。プロギアは、R35では対応しにくい下り傾斜やバンカー越えのために、R50を新たに加えたと説明している[1]。

R35とR50は誰に合う?悩み別の選び方

アプローチの悩みと、グリーン周りでよく出会う場面から、次のように選ぶとよい。

悩み・よくある場面おすすめ理由
花道や手前のエッジから、ピンまで障害物がないR35キャリー1:ラン3で、パターに近い感覚で転がせる[1][2][3]
ダフリ・トップが怖くて、とにかくシンプルに寄せたいR35試打で「距離感さえつかめばシンプルに寄せられる」と評価された[3]
バンカー越え・下り傾斜・エッジ近くのピンでボールを止めたいR50キャリー1:ラン1で、浮かせて止められる[1][2]
2本とも使って場面ごとに打ち分けたいR35とR50の2本ロフト以外の設計が共通で、同じ打ち方のまま持ち替えられる[1]
50〜100ヤードの中途半端な距離が苦手R35・R50以外のアプローチウェッジR35・R50はグリーン周り専用の設計[1]。TRI-EDGE50のようにその距離用に作られたクラブを検討する[4]
ピンまで障害物がなく転がせるならR35、バンカー越えや下り傾斜で止めたいならR50、両方の場面が多いなら2本を持ち替える
グリーン周りの場面からR35とR50を選ぶ流れ

試打記事は、R35をアプローチが苦手な人には扱いやすいと評価し、R50は距離感に慣れる練習が要るとしている[3]。これを踏まえた筆者の見立てでは、1本だけ選ぶならR35から始め、バンカー越えで困る場面が多ければR50を足す順番が失敗しにくい。

まとめ:迷ったらR35、止めたい場面が多ければR50

プロギアのR35とR50は、パターと同じ感覚で打てるランニングウェッジだ。ソールの接地面積を半分にし、グリップを太く、クラブを重くして、ダフリとすくい打ちを抑える工夫が入っている[1]。転がして寄せるR35はキャリー1:ラン3、浮かせて止めるR50はキャリー1:ラン1で、ライ角・長さ・重さは共通、価格はどちらも33,000円(税込)だ[1]。

発売前の試打では、R35は扱いやすく、R50は距離感に慣れる練習が要るという違いが出ている[3]。筆者の見立てでは、まずはR35を選び、バンカー越えや下りのラインで困ることが多い人はR50も検討するのがよい。発売は2026年11月12日なので、価格や在庫は購入前に販売店で確かめてほしい[1]。プロギア公式サイトの特設ページから案内されている公式オンラインショップ(PRGR ONLINE SHOP)には、2本とも「11月12日発売」の2026年モデルとして33,000円(税込)で掲載されている[2][5]。

楽天市場では、2本とも2026年モデルの予約を受け付けている(2026年10月15日時点)。

よくある質問(FAQ)

Q1. R35とR50の一番の違いは何ですか?
A. ロフト角と、キャリーとランの割合です。R35はロフト35度でキャリー1:ラン3、R50はロフト50度でキャリー1:ラン1です。ライ角71度、長さ34インチと32インチ、総重量は2本とも同じです[1]。

Q2. 初代R35と何が変わりましたか?
A. パッティングのように打つ基本コンセプトとキャリー1:ラン3の割合はそのままに、ヘッド形状・グリップ・構えやすさが改良されました。ソールの接地面積を従来品の半分にしたスライディングレール、約5mm太いグリップ、スコアラインの白い色入れが主な変更点です[1]。

Q3. R35とR50はいつ発売で、いくらですか?
A. 2026年11月12日発売で、価格はどちらも33,000円(税込)です。長さは34インチと32インチから選べます[1]。

出典

[1] PRGR「R35 wedge」「R50 wedge」新発売|株式会社プロギアのプレスリリース(PR TIMES)
[2] Rとないでは、大違い。R35 & R50|プロギア(PRGR)オフィシャルサイト
[3] アプローチ嫌いの救世主が21年ぶりにモデルチェンジ! プロギア新「R35&R50」を打って分かった実力|ゴルフのニュース
[4] 100ヤード以内のミスを激減! 本間ゴルフの新ウェッジ「TRI-EDGE」シリーズ3本を発表|みんなのゴルフダイジェスト
[5] eggシリーズ|PRGR ONLINE SHOP

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