オデッセイTRTLパター徹底処方|4モデルの選び方とANAオープン優勝の亀型マレット【2026年9月更新】

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2026年9月26日更新:8月7日の発売を受けて、4モデルの価格・スペック、発売後の売れ行き、ツアーでの使用状況を更新しました。9月20日のANAオープンで内藤寛太郎プロがTRTLのゼロトルクモデルを使って優勝したことを追記し、比較表にスコッティキャメロンの2026年の高MOIマレット「PHANTOM 12」を加えました。

寄せワンを狙ってラインを読んでいるつもりなのに、微妙に外れてしまう――距離感よりもまず「アライメントのズレ」に悩む中上級者は少なくない。結論から言うと、2026年8月7日に発売されたオデッセイ「TRTL(タートル)」は、亀の甲羅をモチーフにしたヘッド形状と四隅に配置したソールウェイトで高MOI(慣性モーメント)化を狙ったマレットパターだ[1]。発売前から男女ツアーの選手が使い始め[2][3][4]、発売後はALBAの週間ギアランキング(矢野経済研究所のデータ)でパター部門1位が3週続いた[10]。9月20日には国内男子ツアーのANAオープンで、内藤寛太郎プロがゼロトルクモデルの「TRTL Square 2 Square」を使って初優勝している[12]。本稿ではスペックとライバル機を比較し、アライメントや距離感に悩む層がTRTLを検討する価値があるか、4モデルのどれを選ぶかを整理する。

TRTLパターのスペックはライバル機と比べてどう違うのか

TRTLは、価格帯の近い高MOIマレットの中でも「四隅に重量を配置する」という新しいアプローチを採用した点が最大の違いで、通常3モデル(53,900円)の価格はAi-ONE #7 DBとスコッティキャメロンの間に収まる。

モデル発売時期ヘッドタイプ・特徴シャフト/総重量目安ロフト・ライ角価格(税込)
オデッセイ TRTL S2026年8月7日発売[1]亀モチーフマレット、オデッセイ初の4ソールウェイトを四隅に配置。クラウン・ソールに軽量素材、外周にステンレススチール[1][6]STROKE LAB 90(スチール)[1]。グリップはTRTL TOUR Pistol(約76g)[5]ロフト3°・ライ角70°[1]53,900円(ゼロトルク設計のSquare 2 Squareは69,300円)[1]
オデッセイ Ai-ONE #7 DB2024年2月16日[7]#7型マレット、同社の従来高MOIマレットStroke Lab系シャフト—46,200円(2026年7月時点の参考価格)[7]
スコッティキャメロン Phantom 112024年モデル[8]削り出しアルミニウムボディのマレット、ツアーでの支持が厚い——66,000円(2026年7月時点の参考価格)[8]
スコッティキャメロン PHANTOM 122026年7月23日発売[13]大型マレット。PHANTOMシリーズで最も深く低い重心の高MOIモデル[13]—ロフト3°・ライ角70°[13]82,500円[13]

表の「—」は本稿で確認していない項目。価格は販売店によって異なる。

高MOIマレットの税込価格の横棒グラフ。PHANTOM 12が82,500円、TRTL Square 2 Squareが69,300円、Phantom 11が66,000円、TRTL DB・CH・Sが53,900円、Ai-ONE #7 DBが46,200円
高MOIマレットの価格(TRTLは定価、Ai-ONE #7 DB・Phantom 11は2026年7月時点の参考価格)
TRTLのクラウンを上から見た画像。白い線と緑の甲羅形のアライメント
甲羅形のクラウンと白いアライメント(画像:キャロウェイゴルフ。GDOニュース掲載の発表時の製品画像)

TRTLはオデッセイとして初めて4つのソールウェイトを四隅に搭載し、クラウンとソールに軽量素材を使う一方で外周にステンレススチールを配置することで高MOI化を図ったとされる[1][6]。価格面では、通常3モデル(53,900円)は同社の従来モデルであるAi-ONE #7 DBより高く、スコッティキャメロンのPhantom 11やPHANTOM 12より安い。ゼロトルクのSquare 2 Square(69,300円)は、Phantom 11の参考価格(66,000円)を上回る。なお、TRTLとPHANTOM 12は定価、Ai-ONE #7 DBとPhantom 11は2026年7月時点の実売の参考価格で、比べている価格の種類が違う。

4モデルの違い:ネックで選ぶ

TRTLはヘッドが共通で、ネック(とグリップ)の違う4モデルがある[1]。

TRTLパター4モデルのヘッド。左からDB、CH、S、Square 2 Square
左からTRTL DB・CH・S・Square 2 Square(画像:キャロウェイゴルフ。GDOニュース掲載の発表時の製品画像)
モデルロフト・ライ角価格(税込)特徴(試打した勝又崇之プロの評価)
TRTL CH(クランクホーゼル)3°・70°[1]53,900円[1]ネック部とクラウンの白いアライメントが直線を意識させ、ターゲットにスクエアに合わせやすい[11]
TRTL S(ショートスラント)3°・70°[1]53,900円[1]重心が低くなり安定感がある。4つのネックの中で最も操作性が高い[11]
TRTL DB(ダブルベント)3°・70°[1]53,900円[1]フェースバランス。開閉を使わずに真っすぐストロークしやすい[11]
TRTL Square 2 Square5°・72°[1]69,300円[1]ゼロトルク設計。手首を使わず肩の動きだけでストロークすれば自然に真っすぐ動く[11]

シャフトはSquare 2 Squareが「STROKE LAB 120」、ほかの3モデルが「STROKE LAB 90」[1]。ストロークでフェースを開閉させるならS、真っすぐ引いて真っすぐ出すならDBかSquare 2 Square、という分け方が基本になる。

オデッセイ/パター

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ツアーでの使用と優勝、発売後の売れ行き

TRTLは市販前からツアーで使われ、発売後に優勝も出た。時系列で整理する。

時期出来事
2026年2月PGAツアーでミンウー・リーが使い始める[11]
2026年7月初め国内男子ツアーで、ツアー提供から2カ月で20名近くがTRTLに乗り替え(メーカーの正式発表前)[14]
2026年7月石川遼がコーンフェリーツアーで投入。初日65[2]、その試合を10位タイで終え、今季3度目のトップ10[9]
2026年8月7日国内で発売[1]
2026年8月西村優菜が米女子ツアー「ポートランドクラシック」でTRTL Sを使用[9]。ALBAの週間ギアランキングでパター部門1位が3週続き、3週目は2位に約6倍の差[10]
2026年9月20日内藤寛太郎が国内男子「ANAオープン」で44歳でツアー初優勝。パターは「TRTL Square 2 Square ZT」[12]

ミンウー・リーが2月のジェネシス招待で使ったプロトタイプは、米国のギアメディアGolfWRXが紹介している。

男子ツアーでは、石川遼がコーンフェリーツアーの試合で突然TRTLの使用を開始し、初日に65(1イーグル・6バーディ・2ボギー)をマークして全体11位につけた。同ラウンドのストロークゲインド・パッティングは2.309を記録しており、パッティングの効き目が数値としても表れた形だ[2]。女子ツアーでも、JLPGAの安田祐香が未発売のTRTLに新調したことがゴルフダイジェスト公式Xで報告されている[4]。オデッセイ自身も発表記事の中でTRTLを、ロッシー・2ボール・#7・ジェイルバードに続く”第5のアイコンマレット”と位置づけており[1][3]、ブランドとして力を入れている新形状であることがうかがえる。

TRTL Square 2 Squareのヘッド。ソールにSquare 2 Squareの文字
TRTL Square 2 Square(内藤寛太郎プロのANAオープン優勝モデル)(画像:キャロウェイゴルフ。GDOニュース掲載の発表時の製品画像)

内藤プロは、前戦の「Sansan KBCオーガスタ」(8月末)からTRTLのゼロトルクモデルを使い始め、3年ぶりのトップ10となる7位に入った。ANAオープンの平均パット数1.5192は出場選手の中で1位で、本人は「本当にパターのおかげだと思う」と話している[12]。

TRTL Sのヘッド。ショートスラントネック
TRTL S(西村優菜プロ、石川遼プロが使うネック)(画像:キャロウェイゴルフ。GDOニュース掲載の発表時の製品画像)

市販品の評価はまだ集まり始めた段階だ。GDOギアカタログのTRTL Sのユーザーレビューは、2026年9月26日時点で5件・平均4.4。「硬めの打感」を評価する声がある一方、「少し軽い」という声もある[5]。4つのソールウェイトは前後・左右で入れ替えて重心位置を調整できる[1]。

オデッセイ/パター

※本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。 2026年9月26日更新:発売前の試合で笠りつ子プロがこのパターで優勝していたこと、男子ツアーでの使用状況、試打評価とレビューの状況を追記しました。価格は発表時の値であることを明記しました[…]

TRTLはどんなゴルファーに向くのか

TRTLが向くのは「距離感の調整よりもまずアライメントのズレを減らしたい」中上級者で、導入コストやフィーリングを優先するなら他の選択肢もある。

悩み・タイプ推奨パター理由
ラインへの正対がずれがちで、アライメントを重視したい中上級者TRTL S亀の甲羅ラインと四隅ソールウェイトによるアライメント設計・高MOI化[1][6]
高MOIマレットを試したいが、導入コストは抑えたいAi-ONE #7 DBTRTLより参考価格が低い、同社の従来高MOIマレット[7]
ヘッドの手元感・削り出しフィーリングを最優先したいPhantom 11/PHANTOM 12削り出しのフィーリング重視。2026年の高MOIモデルはPHANTOM 12[8][13]
フェースの開閉を抑えて、真っすぐ打ちたいTRTL Square 2 Squareゼロトルク設計。ANAオープンの優勝モデル[1][12]
購入者のレビューが集まるまで様子を見たいAi-ONE系・Phantom系など既存モデルTRTLの購入者レビューはまだ少ない(GDOギアカタログのTRTL Sで5件)[5]
ラインを外しがちな人のパター選び。アライメント重視ならTRTL S、導入コスト重視ならAi-ONE #7 DB、フィール重視ならPhantom 11
スコッティキャメロン/パター

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まとめ:TRTLを検討すべき人とは

寄せワンのためにラインを外さないパターを探しているなら、TRTLは押さえておく価値がある。発売前から男女ツアーで使われ、発売後は売り上げランキングで首位が続き、9月には国内男子ツアーの優勝モデルにもなった[9][10][12]。四隅ソールウェイトによる高MOI設計と、通常3モデルがAi-ONE #7 DBとスコッティキャメロンの間に収まる価格(Square 2 SquareはPhantom 11の参考価格より高い)は、アライメントに悩む中上級者の検討材料になる[1][6][7][8][13]。選ぶときは、ストロークでフェースを開閉させるならS、真っすぐ引いて真っすぐ出すならDBかSquare 2 Square、と分けて店頭で試打するとよい。購入者のレビューはまだ少ないため、打感や重さは実物で確かめておきたい[5]。

本稿で取り上げたモデルの取り扱いは次のとおり。

よくある質問(FAQ)

Q1. TRTLパターはいつ、どこで買えますか?
A. 2026年8月7日に発売され、キャロウェイゴルフの取扱店とオンラインストアで購入できる。価格はTRTL DB・CH・Sが53,900円、Square 2 Squareが69,300円(税込)[1]。発売直後は品薄の店もあった[10]。

Q2. TRTLはどんなゴルファーに向いていますか?
A. 亀の甲羅モチーフと四隅のソールウェイトによる高MOI設計のため、距離感よりもまずアライメントのズレを減らしたい中上級者に向く[1][6]。導入コストやフィーリングを優先する場合は、Ai-ONE #7 DBやスコッティキャメロンのPhantom系も比較検討先になる[7][8][13]。

Q3. プロはもう使っていますか?
A. 使っている。2026年9月20日のANAオープンで内藤寛太郎が「TRTL Square 2 Square ZT」を使って優勝した[12]。発売前には石川遼がコーンフェリーツアーで投入して初日65(ストロークゲインド・パッティング2.309)をマークし[2]、JLPGAの安田祐香[4]、米女子ツアーの西村優菜(TRTL S)[9]も使っている。

出典

  1. https://news.golfdigest.co.jp/news/gear/article/193412/1/
  2. https://news.golfdigest.co.jp/news/tgt/pga/article/193402/1/
  3. https://www.alba.co.jp/articles/category/gear/post/3rhq72r9i/(Yahoo!ニュース転載あり)
  4. https://x.com/golfdigestjapan/status/2064286384177963011
  5. オデッセイ TRTL(タートル)S パター ギアカタログ|GDO(ユーザーレビューは2026年9月26日時点)
  6. https://www.golfdigest-minna.jp/_ct/17854488
  7. https://kakaku.com/item/K0001613317/
  8. https://kakaku.com/item/K0001625928/
  9. 西村優菜もついにスイッチ! オデッセイの“カメ”パター「TRTL(タートル)」の勢い止まらず…|みんなのゴルフダイジェスト(2026年8月25日)
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