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ロングパットで距離が合わない、高麗グリーンのように芝目の強い面で出だしの転がりが安定しない。そんな悩みを持つゴルファー向けに、フライハイトのブランド「THE-G」から新作パター「THE-G DEEP GROOVE MILLED PUTTER」が2026年9月中旬に登場した[1][5]。最大の特徴はロフト角6度という設定で、メーカーはボールをわずかに浮かせてから転がす「キャリー&ロール」という考え方を打ち出している[1][2]。結論を先に書くと、この製品は「距離感と出だしの転がり」に悩む人向けのヘッドで、ショートパットの方向ミスを減らしたい人には別の選択肢がある。またヘッド単体での販売なので、シャフトとグリップを含めた総額は工房で見積もる前提になる[2][4]。
THE-G DEEP GROOVE MILLEDとは?ロフト6度の「キャリー&ロール」
THE-G DEEP GROOVE MILLEDは、ロフトを6度に設定して打ち出し直後の芝の抵抗を減らすことを狙った削り出しパターだ[1][2]。コンセプトは「打つのではない、運ぶのだ。」。フライハイトは、ラインを正しく読んで打てても出だしの芝目や朝露で転がりが乱れることがある、という問題意識を示し、その答えとしてロフト6度を採用したと説明している[5]。
メーカーの説明では、インパクトの瞬間にボールをわずかに浮かせて芝の抵抗を抑え、そこから順回転へ滑らかに移行させる設計だ[2]。my caddieの新製品記事も、高麗芝など芝目の強いグリーンでプレーする人や、ロングパットの距離感に悩む人に向けたモデルと紹介している[1]。
ヘッド形状は3種類。ピンタイプのPT-003P、ハーフマレットのPT-003HM、角型マレットのPT-003Mで、ロフト6.0度・ライ角71.0度・ヘッド重量350gは3モデル共通だ[2][3][4]。
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ロフト6度は他のパターと比べてどれくらい大きい?スペック比較表
今回比較した現行パターのロフトは3〜5度で、THE-Gの6度はその中で最も大きい[2][6][7]。比較には、メーカー公表のロフトが確認できた2026年発売のモデルを選んだ。価格は記事執筆時点(2026年9月30日)で各社・各媒体が公表している税込価格だ。
| 項目 | THE-G PT-003P/HM | THE-G PT-003M | オデッセイ TRTL DB/CH/S | オデッセイ TRTL Square 2 Square | キャスコ 9/9 STRAP トルクレス |
|---|---|---|---|---|---|
| ロフト角 | 6.0°[2][3] | 6.0°[4] | 3°[6] | 5°[6] | 3.5°[7][8] |
| ライ角 | 71.0°[2][3] | 71.0°[4] | 70°[6] | 72°[6] | 70°[7][8] |
| ヘッド重量 | 350g[2][3] | 350g[4] | — | — | — |
| ヘッド素材 | SUS303削り出し[2][3] | SUS304削り出し+7075アルミフェース[4] | — | — | SUS431+ジュラルミンフェース[7] |
| 販売形態 | ヘッド単体(カバー付属)[2][3] | ヘッド単体(カバー付属)[4] | 完成品[6] | 完成品[6] | 完成品[8] |
| 価格(税込) | 82,500円(税別75,000円)[1][2][3] | 93,500円(税別85,000円)[4] | 53,900円[6] | 69,300円[6] | 57,200円[7][8] |
| 発売 | 2026年9月中旬[1][2] | 2026年9月中旬[4] | 2026年8月7日[6] | 2026年8月7日[6] | 2026年10月16日予定[8] |
※「—」は本稿で確認していない項目、「非公表」はメーカー・販売元が公開していない項目。

表で注意したいのは価格の見え方だ。THE-Gはシャフトとグリップが付属しないヘッド単体の価格で、完成品として売られる他の3製品とは単純に比べられない[2][4]。シャフト・グリップ代と組み立て工賃は選ぶパーツと工房によって変わり、メーカーは総額の目安を公表していない。購入はフライハイトの取扱工房が窓口になる[9]。
また、ロフトが大きいのはTHE-Gだけの発想ではない。オデッセイのTRTL Square 2 Squareも5度で、通常の3モデルより2度大きい[6]。ただしこちらはゼロトルク設計のモデルで、狙いはフェースの向きの安定にある[6]。THE-Gは「出だしの転がり」を主目的にロフトを設定している点が違う[2][5]。
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3つのヘッド形状はどう違う?PT-003P・HM・Mの選び分け
3モデルはロフト・ライ角・ヘッド重量が同じで、違いは「形・ネック・フェース素材・価格」の4点だ[2][3][4]。
PT-003P(ピンタイプ) は、メーカーが「オーソドックスなピンタイプ」と呼ぶ形で、前作よりソール幅を約2mm広げて構えたときの安心感を持たせたとしている[2]。SUS303(ソフトステンレス)の削り出しで、フェース全面にDEEP GROOVE MILLED加工を施している[2]。
PT-003HM(ハーフマレット) は「大き過ぎず構えやすい」形で、クランクネックを採用している[3]。素材と加工はピンタイプと同じで、価格も同じ82,500円(税込)だ[3]。
PT-003M(角型マレット) は、ボディとホーゼルをSUS304から削り出し、7075アルミニウム合金のフェースをインサートした構造だ[4]。メーカーはフェースとターゲットラインを合わせやすいアライメント性能と、高い慣性モーメントによる方向安定性を特徴に挙げている[4]。価格は他の2モデルより11,000円高い93,500円(税込)になる[4]。
3モデル共通で、サイトラインに加えてトップブレードにもスリット(溝)を入れ、フェースの向きを確認しやすくしている[2][3][4]。ソールには軽いアルミニウムのプレートを付け、重量を周辺に配分した[2]。トゥとヒールに3gずつのウェイトビスがあり、別売りの10g・15g・20gのビスに交換すればヘッド重量を調整できる[2]。

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評判・プロ使用は?発売直後の情報を整理
発売直後のため、記事執筆時点では第三者による計測データやまとまったユーザーレビューは確認できていない。現時点で読める情報は、メーカーの説明と新製品を紹介したメディア記事が中心だ[1][2][5]。
メーカーが挙げる効果は「芝の抵抗を抑えて滑らかに転がり始める」「順回転で狙ったラインに乗せる」の2点で、打感については削り出しヘッドとDEEP GROOVE MILLED加工によりボールとの接触をやさしくマイルドにしたと説明している[2][4]。これらはメーカー側の説明であり、実際の転がりの違いを数値で示した公開データは見当たらなかった。
国内外のツアープロの使用については、記事執筆時点では公開情報で確認できなかった。
購入前に気をつけたいのは、ロフトの効き方が構え方で変わる点だ。ハンドファーストに構える癖が強い人と、手元をまっすぐに構える人では、インパクト時の実際のロフトが同じにならない。ヘッド単体販売という形は、ここで強みになる。取扱工房でシャフト長やライ角、グリップを自分の構えに合わせて組めるからだ[9]。
自分に合う?悩み別・予算別の処方箋
ロングパットの距離感や芝目に悩んでいて、工房で組む手間と費用をかけられるならTHE-G。ショートパットの方向ミスが悩みなら、ゼロトルク系の完成品が候補になる[2][6][7]。
| 悩み・条件 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| ロングパットの距離感が合わない、高麗芝で出だしの転がりが安定しない | THE-G PT-003P/HM | メーカーが想定する対象そのもの。ロフト6度でキャリー&ロールを狙う設計[1][2][3] |
| 上記に加え、フェースの向きを合わせにくい | THE-G PT-003M | 角型マレットでアライメント性能と慣性モーメントを重視[4] |
| ショートパットの引っかけ・押し出しが悩み | オデッセイ TRTL Square 2 Square/キャスコ 9/9 STRAP トルクレス | ゼロトルク・トルクレス設計でフェースの向きの安定を狙ったモデル[6][7][8] |
| 予算を抑えたい(完成品で6万円以下) | オデッセイ TRTL DB/CH/S/キャスコ 9/9 STRAP トルクレス | 完成品で税込53,900円・57,200円[6][8] |
| 近くに取扱工房がない | 完成品モデル、またはフライハイトに問い合わせ | THE-Gはヘッド単体販売で組み立てが必要[2][9] |
まとめ|THE-Gパターは「転がりの出だし」を変えたい人の選択肢
THE-G DEEP GROOVE MILLEDは、今回比べたモデルの中で最も大きいロフト6度を採用し、ボールをわずかに浮かせてから転がす設計のパターだ[2][6][7]。ロングパットの距離感や、高麗芝など芝目の強いグリーンでの転がりに悩む人を想定している[1]。ヘッド単体で税込82,500円(マレットは93,500円)からで、シャフトとグリップを取扱工房で組む必要がある[2][4][9]。形状はピン・ハーフマレット・角型マレットの3種で、細身の顔が好きならP、程よい大きさならHM、向き合わせを重視するならMという選び方ができる。一方、悩みがショートパットの方向性なら、ゼロトルク系の完成品の方が近道になりやすい。発売直後で計測データは少ないため、工房での試打を経て判断したい。
THE-G DEEP GROOVE MILLED PUTTERはヘッド単体の販売で、購入の窓口はフライハイトの取扱工房になる。工房の一覧は公式サイトで確認できる[9]。
よくある質問(FAQ)
Q1. THE-G DEEP GROOVE MILLEDのロフトは何度?
A. 3モデルとも6.0度で、ライ角は71.0度だ[2][3][4]。今回比較したオデッセイ TRTL(3度・5度)やキャスコ 9/9 STRAP トルクレス(3.5度)より大きい[6][7]。
Q2. 価格はいくら?完成品で買える?
A. ヘッド単体(パターカバー付属)の販売で、PT-003PとPT-003HMが税込82,500円、PT-003Mが税込93,500円だ[2][3][4]。シャフトとグリップは付属しないため、取扱工房で組み立てる[2][9]。総額はパーツ選びによって変わる。
Q3. 3モデルでどれを選べばいい?
A. ロフト・ライ角・ヘッド重量は共通なので、構えたときの形の好みで選ぶのが基本になる[2][3][4]。オーソドックスな形ならピンのP、クランクネックで程よい大きさならHM、ラインに合わせやすさを重視するなら7075アルミフェースの角型マレットMだ[2][3][4]。
出典
[1] キャリー&ロールという新発想 フライハイト「THE-G DEEP GROOVE MILLED」パター|my caddie[2] THE-G DEEP GROOVE MILLED PUTTER PT-003P|フライハイト公式サイト
[3] THE-G DEEP GROOVE MILLED PUTTER PT-003HM|フライハイト公式サイト
[4] THE-G DEEP GROOVE MILLED PUTTER PT-003M|フライハイト公式サイト
[5] 【新発想で新発売】THE-G DEEP GROOVE MILLED PUTTER 新登場|フライハイト公式サイト
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[9] 取扱工房|フライハイト公式サイト


