フナボリゴルフを使ってみた──船堀駅から約300m、2024年リニューアルの打ちっぱなし

フナボリゴルフレビュー

江戸川区の練習場を試している

江戸川区周辺で、設備と利便性を重視する人向けの練習場を探しているなら、まず候補に入るのがフナボリゴルフだと思う。都営新宿線船堀駅から約300m(公式の表記は徒歩5分)、第1駐車場26台と提携駐車場38台、220ヤード71打席の大型施設。2024年8月にリニューアルオープンしたばかりで、設備はほぼ新品。

フナボリゴルフの打席マット

土曜日の午前中に行ってきたので、施設の特徴と料金、向き不向きを整理する。

結論を先に書くと、設備の新しさとデータ計測環境で選ぶなら現時点で第一候補。料金は安くないが、その分が施設に投資されているのが分かる作りだった。

基本情報

項目内容
所在地東京都江戸川区船堀1-1-38
アクセス都営新宿線 船堀駅から約300m(公式の表記は徒歩5分)
距離220ヤード、71打席(1F・2F計)
駐車場第1駐車場26台、提携駐車場38台(提携は3時間分のサービス券あり)
営業時間平日 8:50〜23:00/土日祝 8:00〜23:00
早朝営業平日6:00〜8:30、土日祝6:00〜7:50(入場料無料)
リニューアル2024年8月19日にリニューアルオープン(改修工事)
公式サイトfunaborigolf.jp

開業は1972年。当初は全面建て替えの計画だったが、工期を短くするためにフェアウェイの鉄柱と打席のオートメーション化を中心とする改修工事に変わり、2023年12月から休場して2024年8月にリニューアルオープンした。訪問時点でオープンから約1年8ヶ月だが、打席もカーペットも新しい質感を保っていた。

行ってみて感じたこと

1. とにかく綺麗

エントランスを入ると木目とカーペットで構成された落ち着いた空間が広がる。受付エリアは天井に間接照明が走り、ホテルのロビーに近い雰囲気。

フナボリゴルフのロビー

打席フロアの通路も木目調のフロアタイルで、一般的な練習場の「コンクリート+人工芝」とは別物の質感。大規模な改修のあとだから当然とも言えるが、街の打ちっぱなしとしてはかなり異例の水準だと思う。

打席フロアの通路

2. 土曜日の朝でも空いていた

土曜日の午前中、2階打席の半分以上が空いていた。船堀駅から約300mという立地と土曜という条件を考えると、これは予想外。リニューアル前は週末に30分以上の待ちが出ることもあったというレビューもあるので、71打席というキャパシティが効いているのかもしれない。

平日は推して知るべし。仕事終わりに混雑を気にせず練習できるのは、継続利用を考えるうえで大きい。

3. 駐車場は2か所で計64台

第1駐車場が26台、提携駐車場が38台。提携駐車場は3時間分のサービス券がある。電車利用者でも、雨の日や荷物が多い日には車で行ける選択肢があるのは安心材料になる。

4. トップトレーサー・レンジを追加料金なしで使える

これが最大の差別化要因。トップトレーサー・レンジが設置されている(2026年10月時点の公式では、専用モニター付きは1階・2階の計18打席。2階のその他の打席はアプリで機能の一部を使える)ので、追加料金なしで以下が計測できる:

  • ボール初速
  • 打ち出し角
  • フラットキャリー(打った位置と同じ高さの平らな地面に落ちたとした場合のキャリー)
  • トータル距離
  • 曲がり幅・左右のズレ
  • 最高到達点
  • 滞空時間

スピン量と打ち出し方向は、カメラ方式の通常のトップトレーサー・レンジでは計測項目に入っていない(Toptracer Indoor の項目)。

レンジボールはコースボールに比べて飛距離が10〜15%低下することが現場の掲示にも明記されており、補正の前提が共有されている。専用アプリと連携すれば練習履歴も残せるので、「打ちっぱなしに行ったが何が良かったのか思い出せない」問題が起きにくい。

5. ミリ単位のティー高さ調整

打席のタッチパネルから、ティーの高さを1mm単位で0〜65mmまで調整できる。一般的な練習場のオートティーアップは固定高さか、せいぜい数段階の選択式で、1mm単位は珍しい。

ティー高さ調整画面

ドライバーの最適ティー高さは個人差が大きく、コースで「いつもと違う」と感じる原因の一つはティー高さのばらつきにある。練習段階で数値を固定できると、再現性の検証が進む。

6. ターゲット距離が打席ごとに掲示

各打席に、その打席からの実測距離図が額入りで掲示されている。スロープネット上下までの距離(直線距離と実測値の両方)、各フラッグ・グリーンまでの距離が一覧化されており、打席ごとの専用距離マップとして機能する。

打席ごとの距離マップ

打席によって角度が違うので、同じ100yフラッグでも打席によって角度感が変わる。ターゲット指向で練習したい人にはありがたい掲示。

7. 無料のパターコーナー

2階の一角に、人工芝のパター練習用ロングマットが2枚常設されている。傾斜つき・複数カップ。無料。レンタルパターも置いてある。

パター練習コーナー

打席の空き待ちの時間を使って練習できるし、パターだけ磨きに来ることも可能。

8. スクール併設

TAZAKIゴルフスクール(日曜・月曜を除く週5日。2026年9月に木曜が加わった)が併設されている。平日昼間3回コースで月額13,860円、全日3回コースで月額16,500円。1レッスン50分+自主練10分。

打ちっぱなしのついでに、フォーム見直しの選択肢を持てる。

料金は安くない

ここは正直に書く。安い練習場ではない。

料金案内ボード

区分1F2F
平日 球単価18円/球17円/球
土日祝 球単価21円/球20円/球
入場料550円550円
照明料(夜間)330円330円

打ち放題は平日・土曜・日祝で実施している(料金は入場料込み、ICカードが必要)。平日は1F 60分2,900円(7打席限定)、2F 60分2,600円・90分3,050円。土曜(8:00〜)と日祝(18:00〜)は2F指定打席(7打席限定)で60分2,900円、90分3,500円。

23区内の駅前練習場としては妥当だが、郊外の大型練習場(1球10円前後)と比べると約2倍。駅に近い立地とリニューアル後の設備の対価と理解するべき水準。

どんな人に向いているか

向いている人向いていない人
設備の新しさを重視する1球あたりの単価を最優先する
トップトレーサーで弾道データを取りたいフォーム作りでひたすら打ち込みたい
駅近で電車利用したい郊外型のフルレンジ環境がほしい
短時間で集中して練習したい大量のボールを打って消耗したい

トップトレーサーで弾道データを取りながら練習を組み立てたい人には合う。逆に、ひたすら球数を打って体に覚え込ませたいタイプの人は、郊外の大型練習場のほうがコスト効率は良い。

まとめ

リニューアル直後のフナボリゴルフは、駅近・設備・データ計測の3点で23区東部の練習場としては抜けている。料金は安くないが、トップトレーサー・レンジの利用が無料(専用モニターは18打席)、ティー高さがミリ単位という条件を勘定に入れれば妥当だと思う。

コース全景

データドリブンな練習をしたい層には強くおすすめできる。一度体験して、自分の練習スタイルに合うかを判断する価値はある。


フナボリゴルフ

  • 住所:東京都江戸川区船堀1-1-38
  • アクセス:都営新宿線 船堀駅から約300m(公式の表記は徒歩5分)
  • 公式:funaborigolf.jp

2026年11月4日追記:アクセス、駐車場、リニューアルの経緯、トップトレーサーの計測項目、打ち放題の実施日、スクールの開講日を公式の案内に合わせて修正しました。

参考リンク: